ヨーロッパでも遅れて新型コロナウィルスの影響が拡大しています。
オーストリアも日に日に状況が変わっていますが、マスクを付けている人は少なくともウィーンに関してはあまり見かけませんし、昨日も銀行やスーパーに行きましたがそこだけ見ていれば普通に生活が動いていますし、子供と自然の中をちょっとサイクリングに行って来ました。
ウィーンやオーストリア在住の多くの方が頻繁に新型コロナウィルスを話題にしていますが、個人的にはしつこすぎると感じています。
個人レベルで基本をしっかり守れば自分だけでなく、拡大を抑えることができるので実際誰にとっても効果があり、またそれしか方法もありませんしね。
さて、そんな暗い話題ではなく自然をお届けします。
花は季節を感じさせてくれますね。
今年はすでにキバナセツブンソウ、マツユキソウ、ニオイガマズミ、プリムラ、ニオイスミレを話題にしていますが、この花もとてもポピュラーです。
こちらはドイツ語で
Leberblümchen(レバーブリュームヒェン)、
学名ではHepatica nobilis,
日本語ではユキワリソウとかミスミソウとも呼ばれています。
キンポウゲ科、ミスミソウ属の多年草です。
高さ10cm~15cmぐらいで、場所によっては多く咲いているので遠くから見ると、色が似ているので、一瞬ですがスミレのように見えるのですが、全然違います。
色も綺麗で可愛らしくて特徴がありますね。
この時は至る所に咲いていて、行き交う人々を楽しませてくれていました。
ユキワリソウは石灰地質の森や山中の林の中や茂みに多く見られ、ヨーロッパ、東アジア、北アメリカなどの北半球の温帯地帯に広く分布しています。
日本にも4種が自生しているそうです。
開花時期は3月~4月で、花の直径は1.5cm~3cmぐらい、花弁は6枚~9枚で紫や青紫が圧倒的に多く、極稀に白もあるようです。
写真は2枚共、2020年3月12日11:20頃、カーレンベルクにハイキングしている途中で撮影したものです。
左上は今年最初に見たユキワリソウで、2020年2月15日16:00頃、お気に入りの散歩コースでの撮影です。
かなり早く咲きましたね。
右上はうちの庭に咲いている八重咲のユキワリソウで、2020年3月14日 11:30頃の撮影です。
ちなみにうちの庭に咲いているユキワリソウの周りに見られる葉は、このユキワリソウの葉ではありません。