こちらは冬でも天気がいい時にはなるべく外に出よう・・・という意識が強いと思います。
街中の多くのカフェやレストランでも秋の終わりまではテラスが出されています。
外でお茶をしたり、食事をしたりできる空間はこちらでは重要です。
ウィーンは森の都と言われる通り、ヨーロッパの街では街の広さに対し緑の比率が最も高い街ですが、その豊かな緑をさらに外側から囲むウィーンの森があります。
ウィーンを中心から離れれば、ウィーンとは思えない長閑な美しい自然に出会えます。
豊かな自然の中での散策やハイキングを楽しむ地元の方が多くいます。
2月の半ばのいい天気だった週末に親しくしている家族と散策を楽しみました。
ここはうちのお気に入りの場所のひとつであるStammersdorf界隈です。
この界隈は"Stadtwanderweg 5"があり、ぶどう畑が広が長閑な風景に出会えます。
Stadtwanderweg (シュタットヴァンダーヴェーク)はウィーン市が管理しているウィーン市内のハイキングコースで全部で9コース(11コース)あります。
直訳すれば街のハイキングコースです。
この日は青空が広がるいい天気で、2月の半ばとは思えない陽気でした。
Stammersdorfから延びる地元で有名なKellergasseを上って、そこから10kmの散策を楽しみました。
上の写真み見られるようにとてもウィーンとは思えない長閑な風景です。
この辺りはぶどう畑が広がっています。
右上の写真の奥に見られるのはウィーンの街へ向かっての眺めです。
近況報告などのおしゃべりをしながら自然の中をさらに歩き、Bisambergのエリザベート・へーエに来ました。
Bisambergは標高358mのちょとした山で、このStadtwanderweg5号線の代表名となっています。
このコースはNiederösterreichにある同じ名前のBisamberg、Langenzersdorf, Hagenbrunn、そしてウィーン21区にまたがっていて、全長10.3kmです。
ここは遥か昔はウィーンの森と繋がっていましたが、現在ではドナウ河が間を流れています。左上の写真は地元で有名なELISABETH-HÖHE (エリザベート・ヘーエ)で、記念柱が立っています。
ここに立つと右上の写真に見られるようにドナウ河を見下ろせ、奥にウィーンの森を見ることができます。
地元の人が楽しむこのようなハイキングコースはお勧めです。
特にこのSatmmersdorf界隈は日本のガイドブックに必ず掲載されているカーレンベルク界隈よりも、ウィーンらしいく、昔ならではの本来のホイリゲが多くあります。
中心からかなり離れていますが、日程に余裕があって、ウィーンのローカルな面を見たい方には是非お勧めしたいコースです。
この時このハイキングコースの途中にあるMagdalenenhofから見た夕日がとても綺麗でしたのここに紹介します。