シュテファン大聖堂の四旬節に見られるモダン芸術(2020年)

先週の火曜日が謝肉祭のクライマックス、そして次の日の灰の水曜日からFastenzeit (ファステンツァイト)・・・四旬節が始まりました。

今年2020年の復活祭は4月12日です。

この四旬節の時期にはたいていの教会の主祭壇はFastentuch(ファステントゥーフ)で覆われます。

つまり、主祭壇を隠してしまうわけですね。

見開きの祭壇などもこの時期は閉じられています。

ウィーンのシュテファン大聖堂ではこの時期恒例のモダン芸術が見られます。

 

 

こちらはシュテファン大聖堂の主祭壇です。

今年のFastentuchはセーターです!

Fastentuchは一般的に紫や赤い布で主祭壇を単純に覆う習慣ですが、毎年ここでは賛否両論的なFastentuchが登場します。

このユニークなFastentuchはオーストリアの芸術家Erwin Wurm(1954年~)よるものです。

彼はBruck an der Murで生まれ、グラーツ大学で芸術史とドイツ語学を学び、ウィーン応用芸術大学で彫刻とマルチメディアの教授も務めました。

 

このセーターは80m²の大きさで、"復活祭前の温まって行く次の愛のプリオリティー"ということになっています。

大聖堂内、また教会の外にも彼が手掛けたモダン芸術がこのセーター以外にも見られますから、この時期シュテファン大聖堂に来た方は探してみて下さい。

 

そう言えばこのコーナーでは2016年2019年でもシュテファン大聖堂の四旬節のモダン芸術は話題にしていました。

 

 

 

 

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