ウィーンによく見られるこの時期の花 283(ニオイガマズミ)

地球温暖化の影響で、ウィーンの今年の冬も暖かいです。

2月1日のウィーン中心部は日中20℃ぐらいありました。

ほとんどの日が日中8℃~13℃ぐらいで、冷え込む日はないですね。

3月になってから寒くなるのでしょうか。

自然を見ていると花もひと月ぐらい早く咲き始めていますね。

今年はすでにキバナセツブンソウマツユキソウを話題にしましたが、今日のこの花も多く見られます。

 

こちらはドイツ語でDuftschneeball (ドゥフトシュネーバル)とかWinterschneeball (ヴィンターシュネーバル)と呼ばれています。

学名ではViburnum × bodnantenseです.

 

Viburnum × bodnantenseは、Viburnum farreriViburnum grandiflorumを掛け合わせた品種です。

 

日本語ではニオイガマズミと呼ばれているでしょうか。

 

スイカズラ科ガマズミ属で、落葉低木です。

花が小さいので、写真では見にくいですが、実際は遠くからでも結構目立ちます。

近くから見ると全く違いますが、かなり遠い所から見るとサクラっぽく見えます。

 

 

 

原産はヨーロッパで、高さ2.5~4mぐらいになり、幹から1mぐらいの長さでたくさんに枝分かれをしています。
開花時期は3月~4月で、ドイツ語の名前の通り雪のボールのようなかたまりにたくさんの花が咲いています。

つぼみは濃いピンクで、花が咲くにつれて白や種類によっては薄いピンクになり、とてもいい香りがします。

近くで匂いを嗅いでみて下さい。

 

Zierpflanze(観賞用植物)として、公園や特に庭に好んで植えられています。

 

2020年2月8日11:30頃,ベルヴェデーレ宮殿の隣にある植物庭園で撮影したものです。

すでに2月8日に咲いているので、かなり早いことになります。

 

 

 

 

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