今年の冬は暖かい日が多く、2月1日はウィーン中心部は日中20℃ぐらいになりました。
家内が毎日気温と天気を記録しているのですが、1月はうちの記録によればマイナス0.5℃前後の日が7日ありましたが、2月に入ってからは+10℃前後という日が毎日続いていて、春の訪れを感じます。
うちは庭のテラスや2階のバルコニーなど数か所に温度計を置いていますが、記録しているのは直射日光があまり当たらない1階北側の日陰にある温度計の数値です。
さて、今年最初の花としてキバナセツブンソウを取り上げましたが、この花も春を訪れを感じさせてくれる地元でポピュラーな花です。
こちらはドイツ語でSchneeglöckchen
(シュネーグレックヒェン)、
学名でGalanthus nivalis,
日本語でマツユキソウ(待雪草)です。
ヒガンバナ科でガランサス属(マツユキソウ属)で、スノードロップのひとつです。
Schneeglöckchenは20種類ほど存在します。
マツユキソウは春を告げる花のひとつとして知られる多年草で高さ5cm~20cm,葉は細く10cmぐらいで青っぽい緑です。
開花時期は2月~3月で白い花を下向きにぶら下がったようにつけます。
花弁は6枚で、3枚が外側、3枚が内側で、内側の方が短くなっています。
遠くから見るとピーナッツのような形をしています。
Glöckchenは小さな鐘という直訳です。
原産は南ヨーロッパということですが、中央ヨーロッパでも多く見られ、ここウィーンではとてもポピュラーなこの時期の花で、公園や庭、茂みなどによく見られます。
今年はこのSchneeglöckchenもかなり早く咲き始めました。
今日掲載した写真は2枚共うちの庭に咲いているもので、2020年2月15日10:30頃の撮影です。