ウィーンフィルのニューイヤーコンサートは世界的に有名で、日本からもニューイヤーコンサートが含まれたツアーが毎年多くあり、私も毎年ニュイヤーコンサートを楽しまれるお客様を御案内しています。
今年のウィーンフィルニューイヤーコンサートの覚え書きはこちらからどうぞ。
ニューイヤーコンサートのチケットは入手困難であることは知られています。
値段も通常の演奏会よりも遥かに高い金額になります。
日本からのニューイヤーコンサートが確約されている高額なツアーは別として、正規ルートでチケットを入手しようとすると、これはお金があるからといって手に入るものではありません。
今日はウィーンフィルニューイヤーコンサート2021年の正規料金について話題にしましょう。
ニューイヤーコンサートはあまり知られていないようですが3回あります。
12月30日、大晦日、そして1月1日の3日間、同じプログラムで同じ顔ぶれで演奏します。
1月1日だけは世界中に生中継され、チケットもかなり高くなります。
この3日間、全てウィーンフィルが自らチケットを販売します。
インターネット上で、ウィーンフィルが専用のサイトを公開し、会員登録をすればどなたでも申し込むことができるようになっています。
申し込みが締め切られると、ロトシステム(いわゆる抽選)により運がよければチケットを購入することができます。
今年は2月1日~2月29日までの期間に来年2020年のニューイヤーコンサートの申し込みができます。
私も毎年試みていて、来年度の申し込みを1週間前にしました。
3日間の演奏会をそれぞれ1人2枚まで申し込みが可能で、カテゴリーは自分で選択できます。
ちなみに、2月1日に申し込もうが、2月29日に申し込もうが当選する確率は全く同じです。
上はウィーンフィルのサイトから引用しました。
申込期間の最初であろうが最後であろうがチャンスは同じであることが書かれています。
それではウィーンフィルニューイヤーコンサート2021年の正規価格はいくらでしょうか?
2021年ウィーンフィルニューイヤーコンサートの正規価格は11のカテゴリーがあり、一番高い席は1.200ユーロとなっていて、去年は1.090ユーロでしたから110ユーロも高くなっています。
一番安い席は立ち席の35ユーロで、去年と変わりません。
2番目のカテゴリーでは980ユーロで、去年より90ユーロ高くなっています。
1.200ユーロの場所はParterre16~32列目となっています。
これを見てお気づきかもしれませんが、Parterre4~15列目は販売されていません。
この列は楽友協会ホールの最もいい場所で、ここは招待客、来賓、内輪で占められてしまいます。
実際今年のニューイヤーではこの場所にオーストリアの現首相も座っていました。
国立オペラ座の最高のカテゴリーでの一番高い席が287ユーロですから、いかにニューイヤーが高いかということがわかります。
私も毎年のことですが一番いい席を2枚希望を出していますが、絶対に当たらないでしょう。