こちらではレストランで食事をする場合、日本のようにお水などは絶対に出てきません。
飲み物は頼む習慣です。
まれに団体ツアーの食事の時に水が出てきますが、これは手配会社が頼んでサービスしてもらっていることがほとんどです。
ウィーンの街の上水道はアルプス山脈の湧水で、クオリティーが非常に高いです。
レストランによては水道水にもお金を取る所があります。
たいていのレストランにはミネラルウォーター、コーラ、オレンジジュース、リンゴジュースのような定番ものがありますが、日本では飲めないものなどにもトライしてみましょう。
例えばアルムドゥドラーなどはオーストリアの代表的なハーブジュースです。
今日はそのようなジュースをお届けします。
こちらはFrucade (フルカーデ)というオレンジジュースです。
このジュースは1952年にドイツのローゼンハイムでアイデアが生まれ、現在では DrinkStar GmbHの製品で、オーストリアでは誰もが知っているポピュラーなオレンジジュースです。
なぜ懐かしいと書いたかというと、味の違いはありますが日本の バヤリースオレンジジュースのような雰囲気だからです。
バヤリースは1951年販売開始ですから偶然にも同時代です。
ドイツの会社ではあっても、オーストリアで飲まれているものはオーストリアで製造販売されています。
オーストリア国内にはFrucadeのパートナー会社が15社もあってオーストリア地元のオレンジを栽培し瓶詰めしています。
同じFrucadeでもドイツのものとはちょっと味が違っていて、オーストリアの好みで製造されています。
例えば果汁分がオーストリアの方が3%多いです。
"Frucade"は登録商標となっていて、ロゴの下にはOrangenfruchtsaftlimonadeとも書かれています。
オレンジ果汁レモネードなんて日本語訳になるでしょうか。
実際にはレモン果汁も少し含まれています。
たまに飲みたくなる美味しい味ですよ。
Billa,Mercur,Sparなどといったスーパーでも買うことができます。
オレンジ以外にもいくつかの種類があります。