新型コロナウィルスに関して毎日のように報道されていると思います。
感染者も増えていますね。
幸いにしてオーストリアではまだ感染者は確認されていませんが、新型ウィルスに関しての記事は新聞などには毎日掲載されているようです。
もう20年近く毎年ウィーンに来られるお客様から、また一般団体ツアーの観光中にも御質問があった新型コロナウィルスの蔓延に伴ったアジア人差別があるのかどうかという内容です。
アジア人に対しての偏見ということですが、こちらでは私個人的には一切そのような空気は感じておりません。
普通の常識ある人であれば自分レベルで守るしかないと思っていますし、手洗い、うがいをしっかりし、アルコールで消毒することを心掛けています。
中国から広がった新型コロナウィルスだから、中国人を(またはその周辺アジア人)目の敵にするなんていうのは人間レベルが物凄く低い人の考え方です。(ドイト語ではよくprimitivという表現をします)
シェーンブルン宮殿やベルヴェデーレ宮殿を始め、王宮、美術史博物館など主だった観光場所、行きつけのカフェなど毎日のように行きますが、そこで働いている方々が、来る観光客を差別している空気は全く感じません。
もちろん皆さんが私のことを知っているということもあるかもしれませんが、ちょっと突っ込んで話をすれば皆さん、自分でできる限り守ることを心がけていますし、中国人のことを悪く言う人はいません。
多くの観光客と接して仕事をしている人は、中国人、日本人の違いを会話や態度からすぐ見分けられます。
チケット売り場の人は中国人とわかったら例えばおつりを渡すような時のように直接の手の触れ合いを念のため避けるとは言いました。
でもそれは当然理解できます。
その程度ですね。
中華レストランなどでは風評被害があるとは報道されましたが、街中のアジア系レストランやスタンド的な所ではそのせいで客足が遠のいているとは思えません。
一昨日私は時間がなかったので、街中の中国人が営業しているスタンドで食べましたが、昼食時ということもあってか、地元の人がかなり並んでいて結構時間がかかりました。
差別しているようには見えませんでした。
証明はできませんがアメリカメディアが報じた、ウィルスの発生源が中国の国立病原体究機関からという疑惑があります。
研究をしている人が施設で感染していて知らずに近くの市場に出かけた・・・
実験に使っていた野生動物が逃げ出して、民間人が捕獲し、市場で売った・・・
細菌兵器開発も中国ですから否定できません。
武漢の市場からということですが、本当に野生動物からであれば、もっと以前からこのウィルスは確認されていたのではないでしょうか。
中国人が野生動物を食べ始めたのは最近とは思えません。
これはあくまでも推測ですし立証することはできませんが、個人的には納得できますね。
現時点で日本のツアーは減ることなくこちらに来られた皆さんはウィーンを楽しんでいらっしゃると思います。
中国の観光客ももちろん来てますが、(実際は台湾、香港、シンガポールなどでしょう)中国政府の規制のお陰で激減しています。
繰り返しますがウィーンではアジア人差別があるとは感じたことは未だありません。
でも世の中には色々な人がいますから、オーストリアではなくても個人レベルで旅行していて、たまたまやな思いをした人もいるかもしれませんね。
皆さん、日本人の誇りを持ってウィーン、オーストリアを楽しんで下さい!