先日ウィーンの日本大使館からの新型コロナウィルスの関連情報を掲載しました。
中国政府が国内外の団体ツアーを1月27日より禁止にしているため、ウィーンでも明らかに中国からの旅行者が減っていることがわかります。
街中を歩いていてもアジア人を警戒しよう(こちらの普通の人は日本人、韓国人、中国人の区別は難しいですし、知らない人はいっしょに見てしまうことも多いです)という空気は特に感じていません。
日本の厚生労働省のホームページから引用させて頂きますが、2月4日9:00現在で、海外の国・地域の政府公式発表に基づくと、日本国外で新型コロナウイルス関連の肺炎と診断されている症例及び死亡例の数は以下の通りです。
・中国:感染者名20,438名、死亡者425名。
・タイ:感染者19名、死亡者0名。
・韓国:感染者15名、死亡者0名。
・台湾:感染者10名、死亡者0名。
・米国:感染者11名、死亡者0名。
・ベトナム:感染者8名、死亡者0名。
・シンガポール:感染者18名、死亡者0名。
・フランス:感染者6名、死亡者0名。
・オーストラリア:感染者12名、死亡者0名。
・マレーシア:感染者8名、死亡者0名。
・ネパール:感染者1名、死亡者0名。
・カナダ:感染者4名、死亡者0名。
・カンボジア:感染者1名、死亡者0名。
・スリランカ:感染者1名、死亡者0名。
・ドイツ:感染者12名、死亡者0名。
・アラブ首長国連邦:感染者5名、死亡者0名。
・フィンランド:感染者1名、死亡者0名。
・イタリア:感染者2名、死亡者0名
・インド:感染者3名、死亡者0名
・フィリピン:感染者2名、死亡者1名
・英国:感染者2名、死亡者0名
・ロシア:感染者2名、死亡者0名
・スウェーデン:感染者1名、死亡者0名
・スペイン:感染者1名、死亡者0名
オーストリアでは幸いにしてまだ感染者は確認されおりません。
さて、右の写真はウィーンでいつも地元の人で混んでいるある中国レストランです。
ここは注文した物をロボットが運んで来るというユニークさがあり、もちろん食べ放題のビュッフェもあり店も大きくて清潔感もあり常にはやっています。
私はここのそばのアジア食材店によく買い物に来るのですが、この店が数年前にオープンした時にたまたまこのレストランのオーナーと出会い、しばらく話をして、店内を案内してもらったことがあります。でも未だかつて一度もここで食事をしたことがありませんでした。(笑)
昨日、急にチャーハンが食べたくなり、
買い物ついでに持ち帰りをしようと店に入ったらテレビのカメラチームが店内の撮影をしていました。
私はてっきりこの店がはやっているので、それをメディアに取り上げるのかと思っていたら、全く違いました。
中国からの新型コロナウィルスが広まる中、ウィーンの地元で営業する中国レストランの現状を取材するためだったのです。
オーナーは私のことを覚えていて、ブランクがあったにも関わらずいきなり"Du"フォームで話しかけてきて、親切に挨拶してくれました。
この店に中国の団体客が来ることはなくお客さんは地元の人が主流なのですが、新型ウィルスのせいでお客さんの数が激減しているということです。
武漢の市場から・・・食材・・・中国レストラン・・・という流れで、地元の人の先入観があるのでしょう。
現状ではどうにもならないとオーナーが嘆いていました。
お客さんはもちろんゼロではないので、私達が話をしている間にも何組か食べに来ましたが、いつもは満席の状況がガラガラということでした。
ちなみに持ち帰ったチャーハンの味はイマイチでした。(笑)