ウィーンでは謝肉祭シーズン=舞踏会シーズンです。
謝肉祭に関してはまたここで話題にしますが、19世紀以降からは11月11日の11:11から始まるとしている所が多いです。
ウィーンでは実際に1月6日のHeilige Drei Königeが過ぎてからその空気が感じられると思います。
この時期には舞踏会が毎日のように開かれていて、ウィーンのまたひとつの伝統を感じることができます。
舞踏会カレンダーを見ると様々な分野の舞踏会がローカルで開かれています。
その舞踏会の最高峰が国立オペラ座の舞踏会で、今年は2月20日です。
舞踏会と言えばウィーンナーワルツが真っ先に思い浮かびますね。
観光とはあまり縁がないかもしれませんが、ウィーンナーワルツはウィーンならではです。
でも日本からのツアーでもウィーンナーワルツをちょっと体験できるツアーもあります。
さて、今日はその舞踏会にどのくらいの人数が集まって、どのくらい支出するのかという統計を紹介します。
シーズン | ウィーンから | 他の州から | 外国から |
2011/2012 | 360.000 | 65.000 | 50.000 |
2013/2014 | 380.000 | 65.000 | 50.000 |
2017/2018 | 390.000 | 60.000 | 55.000 |
2018/2019 | 400.000 | 60.000 | 55.000 |
2019/2020 | 405.000 | 60.000 | 55.000 |
入場券、テーブル予約 | 105ユーロ |
食事、飲み物 | 75ユーロ |
ダンス教室、クローク | 55ユーロ |
舞踏会前の夕食 | 20ユーロ |
美容室などでのセット | 20ユーロ |
タクシー | 15ユーロ |
上の2つの表を御覧下さい。
オーストリア事業主のための情報新聞Wiener Wirtschaft2019年11月14日号に掲載されていたものです。
左上は舞踏会に参加する人数ですが、ウィーンからの参加が圧倒的に多いですが、オーストリアの他の州からや外国から参加する方も50.000~55.000人もいるわけです。
ウィーンの場合は全人口の20%以上の割合になります。
右上の表は1回の舞踏会で1人が支出する平均金額を項目別に並べててあります。
この統計によれば1人平均290ユーロ支出することになっています。
国立オペラ座のような入場だけで数百ユーロするものもあれば、数十ユーロで楽しめる舞踏会もあり様々です。
会場でテーブルなどを持つとそれだけで高くなり、飲食もえそれなりには高いですからね。
私も過去王宮舞踏会、お菓子屋さんの舞踏会など何回か参加したことがあります。
色々な人がいて社交的な場であると同時に、結構くせになるかもしれません。
舞踏会はこちらでは老若男女問わず楽しまれていますね。