シェーンブルン宮殿のArrival Centerが去年9月19日にオープンし、ウィーンの景観にすっかり定着したような気がします。
今年の7月ぐらいまでには隣に乗用車の駐車場が完成すれば乗用車は一切入らなくなり、大型専用になります。
さて、先日国立オペラ座界隈にあるOpernpassageのトイレがリニューアルされたことに触れましたが、このArrival Centerにもトイレがあるのですが、ここの使い勝手はちょっと個性的です。
Arrival Centerの建物のすぐ右側に地下に降りる階段があり、そこに上の写真に見られる公衆トイレがあります。
モダンで清潔感があるトイレで、50セントかかります。
この公衆トイレは無人で設置されている自販機でお金を払いますが、ちょっとだけ個性(くせ)がある仕様となっています。
まず最初に・・・
右上の写真に見られる自販機のディスプレーに並んでいる5つのボタンの一番左側を押します。
"TICKET ANFORDERN"と下に書かれています。
その後小銭かお札を上に見られる投入口に入れます。
すると半券が出て来ますからそれを受け取って下さい。
お釣りもちゃんと出て来ます。
左上の写真がその半券で、QRコードが印刷されています。
この半券を入口にあるシステムにスキャンさせると透明な扉が開きます。
このスキャンをする場所がちゃんと絵で示されているのですが、一瞬戸惑ってしまう方がほとんどです。
右上の写真はスキャンをする場所を拡大しています。
これだけ見ていると緑のランプが見える上にスキャンさせるような感覚になりますが、そうではなくこの箱の真下にスキャンさせます。
こんなシステムは見た記憶がありません。
自販機の仕様は郊外の駐車場などにあるスタイルなので、私にとっては違和感はありませんが、これを知らない方にとってはまごつくでしょうね。
多くの人が戸惑うので、結果的に時間がかかって行列が出来る時があります。
私もお客様にはこのトイレは時間がかかるのでお勧めしません。
ここのトイレに入るにはちょっと敷居が高いかもしれません。(笑)