国立オペラ座の前から地下に入るとOpernpassage(オペルンパサージェ)という有名な地下通路があります。リンク道路の真下を横断し、オペラ座とは反対方面にある、カールス教会がある公園やその周辺に出られるようになっていますし、地下鉄U1,U2,U4の乗り場にも接続されています。
ここは大戦後、リンク道路の交通量もますます増え続け、ウィーン市はこれ以上歩行者を妨げないようにと考え、歩行者用通路を地下に建設することに決めました。
2013年にここはリニューアルされました。
このOpernpassageには以前劇場トイレという国立オペラ座から近いちょっとした名物トイレ(今は普通の公衆トイレになっています)と、スタバとマックの界隈にもうひとつの公衆トイレがありますが、この奥のトイレがリニューアルされてモダンになりオープンしました。
こちらがリニューアルされた公衆トイレで、今年1月9日よりオープンしています。
ここには2014年に公衆トイレが新設され、(個人的にはもう5年も前なんだ・・・という感じですが)係が常にいて、多くの人が利用していました。
今回のリニューアルされた公衆トイレはモダンで、清潔感があります。
入口部分や男女のスペースは以前のトイレと同じ間取りになっています。
以前も50セントの有料でしたが、今回も同じ50セントですが、係にではなく自販機で支払いを済ませて、バーを回して入るというスタイルです。
自販機にはディスプレイがあり、" 0.50€ "と表示されています。
特に何もせずに硬貨を右上の投入口に入れるだけでOKです。
お釣りもしっかり出て来て、同時にちょっとしたクーポン券が出て来ます。
小銭が無い場合はクレジットカードでも支払いが可能です。
ディスプレイを見ると色々な言語に変えることができるようになっていますが、残念ながら日本語はありませんでした。(中国語はしっかり入ってました)
支払いを済ませたら特に何もせずにそのままバーを回して入りましょう。
中に入ると入口同様、清潔感がある内装です。
便器にもディスプレイがついていて、モダン性を感じます。
壁にはちょっとした広告スペースがあります。
早速利用しましたが、新しいということもありますが快適です。
こちらは前述した支払いをした時に出てくるクーポン券です。
0.30€分の割引をここと提携している店で利用することができます。
例えばマクドナルド、Nordsee、Segafredo、backWERKなどで利用できます。
このトイレは"SANIFAIR"というドイツの会社で、ヨーロッパ中ですでに520も設置されています。
公衆トイレですから、多くの人が行き交う駅、ショッピングセンターなどに設置されていて、例えばウィーンにはシュテファン広場、中央駅、西駅、プラター、そしてこちらを入れてすでに5ヵ所あります。
公衆トイレも新しい発想の時代でしょうか。