クリスマスも終わり年末の空気が感じるウィーンです。
カレンダーではクリスマスは終わってもクリスマスツリー🎄はまだ飾られています。
1月6日の聖三王の祝日まではクリスマスの物語が続くからです。
ということはクリススツリーも一緒に年越しをするわけですね。
元旦はこちらでは1年の始まりに過ぎず、全くと言っていい程意味はありません。
クリスマスが生活では一番重要であるからです。
さて、今日は知らられざる美しい中庭シリーズです。
前回の知られざる美しい中庭風景74ではウィーン旧市街の宮殿を取り上げました。
今日は郊外です
こちらはメルク修道院の中庭奥にある細長い空間です。
実際には中庭と言うより路地裏の雰囲気です。
この場所はメルク修道院の見学を終えて、ショップから出て来ると必ず通る所で、バロック様式の修道院と付属教会に挟まれた石畳が印象的な中庭的空間です。
このこの空間をしかし少し高い所から見ていますね。
この空間は修道院の見学をしなくても、来られる所で、ここからは一般的にあまり知られませんがこの素敵な修道院の付属教会にも視界の制限があるものの入ることができます。
教会の雰囲気をちょっと感じるには十分です。
こちらは豊かな緑に囲まれた大きな中庭空間です。
この雰囲気からすぐにお分かりになると思いますが、ホイリゲの中庭です。
「ホイリゲ」とはドイツ語でheuer (ホイヤー)、heurig (ホイリヒ)「今年、今年の」という意味があり、新種のワインの名称でもあり、それを飲ませるお店もホイリゲと言います。
ウィーンの郊外を始め、ぶどう畑が近くにある所にはこのようなホイリゲが多くあり、それぞれ共通性がありながらも個性をしっかり感じます。たいていの店にはこのような中庭空間があります。またこれもひとつの文化でしょう。
ここはウィーン19区 Heuriger Muthです。