クリスマスまではもう秒読みですね。
街中を歩くと、クリスマスプレゼントの買い忘れはないかと言わんばかりに慌ただしく歩く人々の姿が目立ちます。
それと同時に年末の空気が漂い始め、今年も終わりが近づいていることを意識します。
今年は一番最初にシュテファン大聖堂のクリスマス市を掲載し、その後ベルヴェデーレ宮殿のクリスマス市、 "Kittenberger Erlebnisgärten"(キッテンベルガー エアレープニスゲルテン)、シェーンブルン宮殿のクリスマス市、市庁舎のクリスマス市、カールス教会前のクリスマス市、Freyungのクリスマス市、ミヒャエル広場のクリスマス市、シュピッテルベルクのクリスマス市、マリア・テレジア広場のクリスマス市、と話題にしましたがここも地元の人が多く集まるクリスマス市です。
こちらはAm Hofのクリスマス市で、"Weihnachts Markt Am Hof"と呼ばれています。
去年は青空の下でのここのクリスマス市を話題にしましたが今年は夜です。
Am Hof は歴史的にとても重要な場所で、ウィーンがローマ時代にヴィンドボナと呼ばれていた頃から存在していた部分で、中世のバーベンベルク王朝時代1155年~1156年にウィーンに宮廷を移したハインリヒ2世がここに居城を建設させています。ハプスブルク家のフランツII/I世がオーストリア帝国を宣言した場所でもあり、 映画「第三の男」でも登場したりと話題が多い広場で、中央には黒のマリア像が立っています。
ウィーンの旧市街地の中で、建物に囲まれている広場としては最も大きく、長さ110mx60m(短い所は約30m)です。
このちょっと先にはFreyungのクリスマス市があります。
この広場の真ん中の空間を囲むようにしてたくさんの屋台が並んでいます。
広場の中のさらに閉ざされた空間です。
このような派手さがない、しかし美しい景観に場所を好む地元の方が多いです。
カウンターのようになっているちょっと洒落た屋台もあります。
この広場で重要な建物のひとつが、左上の写真に見られるAm Hof(アム・ホーフ)教会です。
イタリア的バロック様式の正面部分がとても印象的です。
暗闇から浮かび上がるようなライトアップです。
場所的にも観光客の皆さんよりも地元の方が多いですね。
それぞれクリスマス市にはそれぞれカラーがあり、地元の人はその時の気分でクリスマス市を選んでいます。