先日Spittelberg(シュピッテルベルク)のクリスマス市を話題にしました。
ここのクリスマス市は石畳の細い路地に小さな屋台がたくさん並んでいて、バロック様式の家並みとマッチした昔ならではクリスマス市です。
日本からの観光の皆さんがここに来ることは非常に少ないと思いますが、何年も前に夜ここを訪れる主要なクリスマス市を訪れる弾丸ツアーがありました。
さて、このSpittelbergには地元でも知られている名物ポテトパンケーキがあり、私も毎年クリスマス市が出ている時には何回も食べに行ってます。
ここのポテトパンケーキは"SPITTELBERGER ERDÄPFELPUFFFER"(シュピッテルベルガー・エルトエプフェルプッファー)という名前が付けられています。
"Erdäpfel"はオーストリアでよく聞かれる言葉で"ジャガイモ"という意味です。
つまりシュピッテルベルクのポテトパンケーキです。
ここのクリスマス市は地元で有名ですが、そこに毎年右の写真に見られるように、これが食べられる屋台が登場します。
屋台の前には必ずと言っていい程行列ができていて、15分前後ぐらい(場合によってはそれ以上)待つことが多くあります。
この時は15:30ぐらいで、ここが混み合う前の時間です。
もちろんこれを食べにここに来ました。
焼き栗スタンドのようにすでに焼かれていて暖められているものを売るわけではないこと、一度に多くを作れないこともあって供給が追い付かないというわけです。
でもここでは必ず出来立てのものを食べることができます。
こちらがSPITTELBERGER ERDÄPFELPUFFFERです。
細く切られた繊維のようなジャガイモとジャガイモを潰したものがミックスされてからっと揚げられます。
こちらでは"knusprig"という言葉でよく表現されています。
大きさは通常の屋台で売っているKartoffelpufferよりも1.5倍ぐらいの大きさで、外側がサクッとした食感でありながらも中身は柔らかさを感じます。
これには塩とニンニクを少し塗って食べるのが定番です。
写真なので残念ながら味をお伝えすることはできませんが、くせになる味です。
ここはいつも行列が出来ているので、これを食べるなら暗くなる前に行った方がいいでしょう。
でもこのSpittelbergのクリスマス市は暗くなってからの方がいい雰囲気になります。