ウィーンの街中にはクリスマスツリーを売る業者がたくさんあり、この時期だけは主役と言わんばかりに大活躍をしています。
クリスマスツリーが売られ始めると、いよいよクリスマス習慣ももうクライマックスに差し掛かっている気持ちになりますね。
さて、今年は一番最初にシュテファン大聖堂のクリスマス市を掲載し、その後ベルヴェデーレ宮殿のクリスマス市、 "Kittenberger Erlebnisgärten"(キッテンベルガー エアレープニスゲルテン)、シェーンブルン宮殿のクリスマス市、市庁舎のクリスマス市、カールス教会前のクリスマス市、Freyungのクリスマス市、ミヒャエル広場のクリスマス市、シュピッテルベルクのクリスマス市を紹介しましたが、今日はマリア・テレジア広場のクリスマス市をお届けします。
国立オペラ座からリンク道路をちょっと先に行くとヨーロッパ三大美術館のひとつにも数えられている美術史博物館がと自然史博物館の真ん中にあるマリア・テレジア広場は観光客がとても多く集まるクリスマス市となっています。美術史博物館に向かい合って自然史博物館という荘厳な建造物があり、美術史博物館との間に広場の由来になっているマリア・テレジア女帝の像が立っています。
ここは芝生が植えられているゾーンがあり、歩行者が通るゾーンが決められていて、その限られたスペースに屋台が並んでいるので混雑すると歩くのも大変です。
2017年はマリア・テレジア生誕300周年記念の年で、特別展もあり、またウィーンフィルのニューイヤーコンサートでもこの広場が登場しています。
天使のイルミネーションが設置されていて、記念写真が撮れるようになっています。
この広場に立つと2つの荘厳な建造物はもちろんのこと、リンク道路を超えて王宮、反対側にはMQ(博物館地区)も見られ、ウィーンらしい優雅さ、かつての帝国の都を感じます。
ここは昼間でもかなり賑わっていますが、やっぱり暗くなってからでしょう。
しかし個人的にここのクリスマス市は悪くないのですが、あまり落ち着かないと思いますね。
それぞれのクリスマス市にはそれぞれの空気があります。