このクリスマス時期のウィーンの街はまた特別の季節感を味わえます。
色々なクリスマス市、プンシュ屋台、イルミネーション、デコレーション・・・街を歩くだけで楽しいです。
古くからの伝統を感じながら現在私達の時代のクリスマス・・・ウィーンは昔と今が交差した奥深い街です。
さて、今日は先日クリスマス市の屋台で食べた物を紹介します。
こちらはシュテファン大聖堂のクリスマス市の一角にある屋台です。
クリスマスツリーが立っている所から奥に入って行くとこの屋台があります。Handgemachte Erdäpfelpuffer...手作りのポテトパンケーキ という屋台の名前が見られます。
写真では多くの人で見えませんが、屋台の前に大きなポテトパンケーキがたくさん置かれていて、外国からの旅行者はこれを見てシュニッツェルか・・・と思われる人が多いです。
でもよく見ると違います。
この屋台では5種類のパンケーキが提供されています。
実際には手作りパンケーキは1種類しかありませんが、トッピングを選ぶことができます。
こちらは"Wildsau"と言われる5種類のひとつで、厚さはあまりありませんがこんがり揚げられていて(knusprig)、サワークリームの上に燻製ベーコンが散りばめられています。
その他に以下の4つがあります。
リンゴかコケモモが選べる"Zuckergoscherl"
オーソドックスな塩とニンニクの"Ursprung"
自分の好みで選べる"Sonderling"
フェタチーズをのせたギリシャ風"Der kleine Grieche"
通常のKartoffelpufferは秋から冬にかけて街中に出る焼き栗スタンドや、どこのクリスマス市でも必ず売られていますが、このタイプのものはそう多くは見かけません。
また今年も紹介しますがSpittelbergのErdäpfelpufferは有名ですね。
正直あまり期待していなかったのですが、意外と美味しくてボリュームもあります。
EUR4.50はちょっと高いと思いますが、量と場所代としてしょうがない・・・といった感じでしょうか。
この辺りで軽く食べたい方にはお勧めです。
もちろんプンシュとですね。