12月に入ってクリスマスがもっと身近になってきました。
12月1日の日曜日がアドヴェントの第1日曜日となり、うちも夕食の時にアドヴェントクランツに最初のロウソクを灯しました。
アドヴェント時期の観光もウィーンの街中を歩くだけで何かこうワクワクしてきて楽しいですね。
お客様が違うので同じ場所を何十回と御案内することになり、クリスマス時期の習慣について何度も色々な御案内をするわけですが、クリスマスのこの時期はこの時だけしか話題にならないことが多いですので常に新鮮な気持ちで楽しく仕事をしています。
今年は一番最初にシュテファン大聖堂のクリスマス市をお届けし、ベルヴェデーレ宮殿のクリスマス市、 "Kittenberger Erlebnisgärten"(キッテンベルガー エアレープニスゲルテン)と話題にしていますが、今日はシェーンブルン宮殿のクリスマス市をお届けします。
今年2019年のシェーンブルン宮殿のクリスマス市の初日は11月23日で、26回目のクリスマス市となりすっかり地元に定着しています。
ここ数年は昼間のシェーンブルン宮殿のクリスマス市を掲載しましたが、今年は夕暮れからのライトアップが素敵なシェーンブルン宮殿のクリスマス市です。クリスマスツリーが宮殿前庭中央に立てられて、それを囲むように楕円形的に屋台が並びます。
クリスマスツリーの高さは18m、Niederösterreichのウィーンの森からのもので、11月6日にここに立てられました。
もみの木ではなくトウヒです。
このぐらい背丈があるもみの木はかなり時間がかかるので、大きな広場などに置かれるクリスマスツリーはトウヒが使われます。
このクリスマスツリーは今年ちょっと話題になりました。
それは通常のように切り倒したわけではなく、木が立ったまま切り出されたからです。
このツリー自体にも、また周りの木も保護できるという大きな利点があります。
バロック様式の美しいシェーンブルン宮殿の幻想的なライトアップを楽しみながらのクリスマス市は他とはちょっと違います。
地元の人も多く訪れ、もちろん観光客の皆さんも楽しめますからここは他とは違った空気です。
観光客が多く集まる重要なスポットですが、地元の人は歴史的背景を詳しく知らなくても、(もしくはもう忘れてしまっている)ウィーンにこの建物があるというちょっとした誇りを持っているように感じられます。
最もウィーンの街は歴史的建造物が多く建ち並んでいるので、ウィーンのどこのクリスマス市も街並みや建造物と綺麗に調和しています。
屋台を見ても正直な所、買いたい物があるか・・・と言うとそうではないかもしれません。
その時に偶然何かいい物が見つかれば・・・みたいな感覚です。
一番大事なことはこのクリスマスの雰囲気を味わうことでしょう。