今日はずっとここに掲載したかったバーデンにあるベートーヴェン 第九交響曲作曲の家がリニューアルされたことについてです。
第九交響曲作曲の家については、2013年11月14日、2014年5月10日、2014年11月3日にそれぞれ話題にしていましたが、その後まもなくこの博物館がリニューアルされました。
リニューアルが終わって一般公開されたのは2014年秋からです。
そうです、私がここにかつての第9の家を紹介した後、まもなくだったので当時はまとめる気がなくて、そのまま忘れていまい、5年もたった今頃ですが最近やっぱりちょっとまとめておこうという気になりました。
バーデンはローマ時代からの温泉地で、ハプスブルグ家の避暑地でもあり、数多くの有名な音楽家が住みました。
この街にベートーヴェンは計15回、少なくとも7つの家に住みました。
この第九交響曲作曲の家(Beethovenhaus Baden)はバーデンのRathausgasse10番地にあり、ベートーヴェンはこの家に1821年、1822年、1823年と3年間続けて夏に滞在し,第9交響曲の大半を書きました。
以前よりも建物の色が黄色っぽくなっていて、地面にはめ込まれていた第九の旋律の記念プレートが無くなっているのが残念です。
入口は以前と違って左側です。
ショップにある窓口で入場券を購入します。
そこから中に入って行くと、以前と同じように階段を上がって2階へ行きます。
階段を上がらず、ショップを抜けて奥に行くと、第九を演奏しているビデオが見られる空間が作られています。
間取りはもちろん以前と同じですが、ここに住んでいた最後の人がいなくなり、その部屋も博物館として公開されるようになったため、展示スペースが増えました。
左上の赤い色の部分が実際にベートーヴェンが住んだ住居部分です。
右上の写真はベートーヴェンの居住空間です。
以前と比べるとかなりモダンになりました。
様々な曲を聴けるのも嬉しいですね。
第九交響曲が最終的に完成するのはこのバーデン最後の滞在の翌年1824年、ウィーンで最後を仕上げています。ベートーヴェンが54歳の時でした。
<オープン時間>
火~日、祝日 10.00 ~18.00
12月24日、31日 10.00 ~14.00