ガイドとして年間を通して仕事をしていると、観光のスタートが様々な場所から始まります。
一般団体ツアーの多くはシェーンブルン宮殿やベルヴェデーレ宮殿から始まったり、特殊ツアーや個人のお客様を御案内する時にはホテルからスタートということが多いです。
ウィーンには星の数ほどホテルがありますから、スタート時間に合わせて移動するので、早朝にウィーンの街の色々な所を通ります。
もちろん中心部を歩くことも多いです。
普段は地元の人や多くの観光客で賑わっている場所も、早朝だと誰もいないことがとても新鮮です。
誰もいないシュテファン広場、誰もいないシェーンブルン宮殿、誰もいないベルヴェデーレ宮殿、誰もいないシェーンブルン宮殿のチケット売り場、誰もいない地下鉄のエスカレーターなどを話題にしましたが、今日は誰もいない国立オペラ座界隈です。
こちらは国立オペラ座のすぐ横でケルントナー通りの歩行者天国方面を見ています。
写真右側にはホテルザッハーが見えていて、そこから歩行者天国が始まります。
この辺りは人通りがとにかく多く、コンサートのチケット売りなどもいて賑やかですが、誰もいません。
すぐ後ろには地下鉄Karlsplatz駅があるOpernpassageがあるため、とにかく人通りが多いです。
噴水の周りにはいつも多くの人が座っています。
こちらは国立オペラ座正面側です。
ここも誰もいません。
ここはパノラミック観光バスの停留所があり、やはりチケット売りなどもいて、いつも多くの人がいます。
1枚目の写真と同じ日の同じ時間帯に撮影しています。
国立オペラ座正面側はリンク道路があり、そこには多くの車が途切れることなく走っていますが、この時は疎らでした。
国立オペラ座は重要な歴史的建造物で、ツーリストの皆さんのシンボルにもなる建物です。
そのような場所に誰もいないのはちょっと別世界に来たような、ウィーンの歴史を独り占めしているような気分になります。