8月も残す所わずかとなりました。
休暇シーズンが終わり、9月2日・・・来週の月曜日から学校が始まり新年度に入ります。
街中も交通量が多くなってきましたね。
さて、前回の知られざる美しい中庭風景70では中庭らしくない旧市街の一角を話題にしました。
今回も旧市街からです。
こちらはウィーンの上品さを感じることができないちょっと薄汚れた建物です。
工場か何かのような空気が漂いますが、よく見るとそれぞれの窓の所にはバロック的なちょっとした装飾が見られますね。
一見すると1階の地面の水準から見ているようですが、実は日本で言う2階の高さから見ています。
この溝のような所が路地になっていて、たくさんの人が歩いています。
この場所は前回話題にしたWollzeileとBäckerstraßeを結ぶ細い道です。
この中庭的空間は下を普通に歩いていたら全く見ることができませんので、そういう意味では珍しいアングルにした方がよかったかもしれません。
ここにはFiglmüllerというお皿からはみ出す大きなウィーンナーシュニッツェルが食べられる有名なレストランがあり、時間によっては多くの人が並んでいますが、そんなガヤガヤした雰囲気とは無関係に静かなたたずまいを感じ、地元の人がここでも生活をしています。
こちらはどこだがすぐわかりますね。
王宮のヨーゼフ広場です。
厳密に中庭空間とは言えませんが、バロック様式の美しい建物3方向に囲まれた美しい空間で、思わずカメラを向けたくなります。
騎馬像を背にして正面の部分、つまりこの写真の左側は、世界で最も美しいと言われる、1726年に作られた有名な国立図書館のプルンクザールがあります。
騎馬像を背にして右側部分、この写真の奥は、Redoutensaaltrakt(レドゥーテンザールトラクト)という仮面舞踏会の間で、マリア・テレジアが17世紀からこの場所にあったオペラハウスを改築させ、演奏会や舞踏会に使われました。