ウィーンに観光で来る方はたいていホテルやアパートメントホテル、ペンションに宿泊されると思います。
ウィーンには星の数ほどホテルやペンションがあり、部屋のレベル、立地条件の良さなど様々で料金もそれに合わせて様々です。
ホテルにはたいていエレベーターがありますね。
このエレベーターがごく普通のありふれたタイプもあれば個性的なものもあります。
数泊すると慣れてしまってあまり意識することがなくなります。
私はウィーンに住んでいますから、ウィーンで宿泊することはほとんどありませんが、仕事ではホテルの視察や、観光の始まりや終わりがホテルだったりすることが多くあるので、頻繁にホテルなどに行きます。
時として個性あるエレベーターを目にします。
このコーナーでも過去エレベーターに見えないエレベーターというタイトルで第1弾、第2弾、第3弾、エレベーターのおもしろい階表示などを紹介しましたが今日は久しぶりにエレベーターの話題です。
こちらのエレベーターを見て下さい。
階数表示やボタンなどがあって、一見すると普通のエレベーターの乗り場のように見えますが、手前にエレベーターのドアが開いているのが見えますね。
つまりこれはエレベーターの中ということになります。
写真だと実際にどうなっているかを伝えるのは難しいですが、このエレベーターは乗降口が2つあるわけです。
乗降口が2つあるエレベーターは珍しくありません。
それぞれの階によって開く扉が違うこともよくあれば、ひとつの階で両方の扉が開くこともあります。
このエレベーターは台形のような形になっていて、こちらの扉が開かれた状態で、エレベーターの中を通してもうひとつの扉を見ているわけですね。
このエレベーターはリンク道路沿いにあるHotel am Schbertringで、写真はフロントがある日本で言う1階です。
実際にこのエレベーターに乗ってみました。
エレベーターは台形でも左右対称ではなく、個性的な形をしていますが、空間は意外と広く感じます。
このエレベーターから多くの宿泊客が降りてきますが、この扉が開く度に奥の扉が見えるのが面白いですね。
エレベーターが来るのを待って、扉が開いたら中に入って、またそこでエレベーターが来るのを待つような雰囲気です。