7月6日にウィーンは再び30℃を超えましたが、それ以降は涼しくなり、20℃を下回るひさえあり、雨も多く不安定な天気が続いていましたが、昨日はまた30℃を超える暑い日となりました。
なんて書くとウィーンでいつもの通り生活をしているような雰囲気ですが、7月始めから日本に休暇で帰っていまして、昨日戻って来たばかりです。
今までは4月とか11月などに一時帰国をしていましたので、私にとっては26年ぶりのこの時期の日本でした。
梅雨がまだ明けず、雨模様の不安定で、湿気を強く感じる気候でした。
長くウィーンの気候に体が慣れていることを強く感じましたね。
さて、前回のウィーンのちょっと珍しいアングル69では市庁舎を話題にしましたが、今日は教会の塔です。
こちらは教会の塔がちょっとつき出たように見えるアングルですが、ウィーンのシュテファン大聖堂ではありません。
これはウィーンの南の森の一角にあるハイリゲンクロイツ修道院です。
でもこのタイトルで登場させていますからもちろん通常の場所から見ているわけではありません。
この眺めは正方形に囲まれた回廊の中にある中庭からの眺めですが、教会の塔をほぼ真上に見上げたこの角度は回廊からは見ることができません。
実際にこの中庭に立ち入って撮影しました。
塔の手間には古そうな石が組まれたロマネスク・バシリカ様式の教会の上の部分が見えています。
教会内から見るととても印象的な部分です。
こちらはウィーンに詳しい方であればすぐにどこだかわるでしょう。
オーストリアゴシック様式の重要な教会
Maria am Gestade(マリア・アム・ゲシュターデ) ・・・岸辺のマリア教会です。
塔の部分が印象的ですね。
写真ではわかりませんが、ここはウィーン旧市街地の一角の少し小高い所に位置していて、ローマ時代の城壁がすぐそばにあった所であり、同時にバーベンベルク時代の12世紀終わりに築かれた城壁のすぐそばでもあります。
建物と建物の間からちょうど教会の塔が見えているというアングルですが、実はこの姿は普通にこの界隈を歩いていれば見られます。
写真には写ってませんが地面は石畳、路地のような雰囲気で、この界隈はとても閑静な中世風の空気が漂い、そこにこのゴシック様式がよく似合います。
人通りが多い歩行者天国もウィーンの空気を感じますが、こういう所も非常にウィーンらしいです。