ウィーンのカフェハウス文化は無形文化遺産にも登録され、100年以上続く伝統カフェが多くあります。
ウィーンに来たら伝統カフェに必ず寄って下さい。
観光で疲れたらカフェで一息する・・・カフェだってウィーンの重要な観光ポイントです。
くつろぎながら、ウィーンのカフェの空気を感じる・・・優雅な観光ですよね。
現在の時の流れとは違った流れを感じるはずです。
カフェはウィーンの生活に完全に密着しています。
観光でカフェと言えばたいてい旧市街にあるカフェに行くことが多いと思いますが、ウィーンも広い街ですので、もちろん中心だけではなく外側にもカフェはたくさんあります。
個人的にSperl(シュペルル)が大好きですが、ケーキがおいしいハイナーも常連となっています。
今日は観光ではまず行くことがない、でも地元では知られているカフェをちょっと話題にしましょう。
ここはドナウ河の本流沿いにテラスが設けられているカフェレストランです。
ドナウ河は全長約2.860kmあり、ドイツを水源として、オーストリア、スロヴァキア、ハンガリー、クロアチア、セルビア、ルーマニア、ブルガリア、モルドバ、ウクライナと10ヵ国を通り、最後は黒海まで流れています。
その中でオーストリアのドナウは約350kmです。
ウィーンのドナウ河は河川工事のおかげで本流、新ドナウ、旧ドナウ、運河の4本に分かれ、かなりスケール大きく街を流れています。
このカフェレストランはドナウ河本流沿いにある、"Hilton Vienna Danube Waterfront"です。
このホテルは以前はとても来るのに不便でしたが、2008年からは地下鉄2号線(U2)が近くを走っているので中心から乗り換えなしで来られます。
ホテルですから、宿泊客以外の人は・・・と思うかもしれませんが、お茶だけするためにここに来ても全く問題ありません。
実際に地元の人もお茶や、軽く飲む時によくここを利用しているようです。
この場所に来るには、ホテルを正面から入って、階段を下りて行きます。
つまり、ホテルを通り抜けるわけですね。
右側の写真に見られるように、ゆったり流れる川幅が広いウィーンのドナウ河をのんびり眺めながらくつろげるという贅沢なロケーションです。
左上の写真に見られるのがホテルHilton Vienna Danube Waterfrontです。
ちょっとしたリゾートホテルに来たような雰囲気です。
年間を通して仕事をしていると、お客様から「ウィーンのドナウ河を見に行くにはどうすればいいでしょうか?」という御質問が意外と多くあります。
中心に流れ込んでいるのは運河ですからね。
ドナウ河を観光レベルで手軽に見られる場所は多くありますが、天気が良ければこのホテルのカフェレストランはお勧めです。