ウィーンの3大名物料理と言えば Wienerscnitzel(ウィーンナーシュニッツェル)、Tafelspitz(ターフェルシュピッツ)、Ziwebelrostbraten(ツヴィーヴェルローストブラーテン)でしょう。
Plahutta(プラフッタ)と言えばTafelspitzですが、国立オペラ座そばにあるPlachuttas GASTHAUS zur OPERでは、Tafelspitz以外の料理をかなり宣伝していて、特にウィーンナーシュニッツェルに力を入れています。
Wiener Schnitzel (こちらではヴィーナー・シュニッツェルと発音します)は、"子牛のカツレツ"が定番ですが、ポークシュニッツェルも非常にポピュラーで食べられています。
場所によっては鶏肉や七面鳥のシュニッツェルもあります。
上の写真はオリジナルである子牛です。
ここには見られませんが、これにジャガイモが付きます。
味はPlahuttaですから、もちろん美味しいです。カラッと仕上がっていて、衣が肉をふんわり包んでいます。
ウィーンナーシュニッツェルでは日本のトンカツソースは邪道です。
レモンと塩が定番です。
トンカツの衣と全く違うからですね。
Wiener Schnitzelという名称はどうやら19世紀終わりに定着したようですが、もっと前の1831年のある料理の本で確認できます。
有名な伝説として語り継がれているのは、時のフランツ・ヨーゼフ1世の統治時代、1848年の3月革命時から1849年においてのイタリアのSanta LuciaやNovaraの戦いで大活躍し、有名になるラデツキー将軍が "Costoletta alla milanese"というミラノ風カツレツを持ってきた・・・という説です。
でもこれは歴史的検証から否定している学者もいます。
歴史的背景はどうであれ、ウィーンの名物料理のひとつはウィーンナーシュニッツェルであることは間違いありません。