6月4日にウィーンは今年になって初めて日中の気温が30℃を超え、いきなり真夏が到来したウィーンです。
こちらは9月から新年度が始まりますので、6月は年度末、そして7月、8月は休暇シーズンですね。
ウィーンは学校が6月28日が最後の日でした。
もうその日の午後から休暇に出かける地元の人も多いですね。
実際うちの子供の親友家族もすぐに休暇に出かけました。
休暇シーズンは地元の人がウィーンを離れても、逆にヨーロッパ、世界から多くの人がウィーンに来ますので、地元のカラーが少なくなっても混雑します。
さて、前回はユッカを話題にしましたが、今日の花もこの時期色々な場所で見られます。
こちらはドイツ語で
Sommerflieder (ゾンマーフリーダー) 、Schmetterlingsstrauch (シュメッターリングスシュトラウホ)などと呼ばれています。
学名ではBuddleja davidii 、日本語ではフサフジウツギです。
フジウツギ科でフジウツギ属です。
フジウツギ属は世界には約100種ほどあるそうです。
"ゾンマーフリーダー"を日本語にして
夏ライラックなんていう名になりそうです。
でも春に咲くウィーンでもたくさん見られるライラックとは違いますが、よく似ています。
原産は東アジア(おそらく中国)で、日本には明治時代にヨーロッパで改良されたものが入って来たそうです。
高さは4mぐらいまでで、開花時期は7月~9月です。
濃い紫、薄い紫色が非常にポピュラーですが、赤っぽいものやまれに白もあります。
ひとつひとつの花は1cmぐらいで、全体で円錐状に密集して咲き、長さは10cm~30cmぐらいで、先が垂れ下がったように咲いています。
色が綺麗なので遠くからでもすぐにわかります。
こちらではZierpflantze (観賞用)として、庭や公園などに多く見られます。
写真は2019年6月28日16:10頃、自宅のそばでの撮影です。