もう6月も今日が最後です。
今年のウィーンは6月から真夏になり、日中の気温が30℃に達した日は、おそらく今日は30℃を超えますから今日を入れて13日です。
6月26日は日中の気温は35℃を超えました。
それ以外は27℃~30℃ぐらいの暑い日が多かったです。
さて、この時期は咲いている花も少なくなり、緑が多くなっているウィーンですが、前回はアメリカキササゲを話題にしましたが、今日のこの花もウィーンの色々な場所で見られます。
こちらはドイツ語で
Palmlilien(パルムリーリエン)とか
Yucca (ユッカ)、
学名でもYucca,
日本ではユッカとかイトランと呼ばれています。
リュウゼツラン科、イトラン属で、常緑の植物で多年生です。
原産は北米といわれ、砂漠気候区分に属する乾燥した地域に多く見られます。
イトラン属は49種あるそうで、中米から北米にかけて多く自生しています。
17~18世紀に原産地から各地に移植され、開発されました。
髙さは1.5m~2mぐらいで、とてもたくさんの遠くから見ると釣鐘状のような花を咲かせます。
花の色はクリームのような白です。
葉は剣のように真っすぐ立ち上がっていて、厚みがあります。
イトランという名称は、葉から白い繊維が糸状に出てくる特徴があり、それが由来とされています。
耐暑性や耐寒性があり、水をあまり必要としませんが、でもしっかり水をあげれば高く豊かに成長します。
こちらでは観賞用として、庭、公園などに多く見られます。
写真は2019年6月27日11:30頃、市立公園で撮影しました。