知られざる美しい中庭風景 69

昨日のウィーンは今年でもっとも暑く、35℃を超えました。

いや~、暑かったですね。

今日は昨日ほどではなさそうですが、日中30℃を超える予報です。

 

ウィーンの街はぶらぶら歩くだけで楽しいです。

特に中心部は歴史が詰まっていて、かつての帝国の都であったことを偲ばせます。

それでいてウィーンにはもちろん現在の人々の生活があります。

昔と今が交差した奥が深い街です。

そんな街中を歩くと、建物の外観が目に入って来るので街並みを見ることになりますが、それぞれの建物には必ずと言っていい程中庭空間があります。

入れる所は思い切って入って見ましょう。

きっと外の世界とは時間の流れ方が違っていて、美しい空間が多くあります。

 

さて、前回の知られざる美しい中庭風景68ではウィーン中心部のWollzeileから話題にしましたが、今日もウィーン旧市街からです。

 


 

上の2枚の場所は同じ中庭空間ですが、対角線上のそれぞれの場所から撮影しています。

壁に見られる蔦がとても印象的で、窓以外には建物の壁をほぼ覆いつくしています。

しかもこの空間にはレストランまでも存在しています。

表の雑踏を避けて、このような静かな空間が地元では好まれますね。

 

この建物はZur weißen Rose(白いバラ)と呼ばれ、17世紀前半のものです。

オーストリアの建築家Franz Wipplingerにより、19世紀初頭に新しく改築されました。

この場所はオーストリア仏教宗教協会が入っているFleischmarkt16番地です。

 

このような素敵な中庭空間でちょっとくつろいでみたいですね。

 

 

 

 

 

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