昨日のウィーンは今年でもっとも暑く、35℃を超えました。
いや~、暑かったですね。
今日は昨日ほどではなさそうですが、日中30℃を超える予報です。
ウィーンの街はぶらぶら歩くだけで楽しいです。
特に中心部は歴史が詰まっていて、かつての帝国の都であったことを偲ばせます。
それでいてウィーンにはもちろん現在の人々の生活があります。
昔と今が交差した奥が深い街です。
そんな街中を歩くと、建物の外観が目に入って来るので街並みを見ることになりますが、それぞれの建物には必ずと言っていい程中庭空間があります。
入れる所は思い切って入って見ましょう。
きっと外の世界とは時間の流れ方が違っていて、美しい空間が多くあります。
さて、前回の知られざる美しい中庭風景68ではウィーン中心部のWollzeileから話題にしましたが、今日もウィーン旧市街からです。
上の2枚の場所は同じ中庭空間ですが、対角線上のそれぞれの場所から撮影しています。
壁に見られる蔦がとても印象的で、窓以外には建物の壁をほぼ覆いつくしています。
しかもこの空間にはレストランまでも存在しています。
表の雑踏を避けて、このような静かな空間が地元では好まれますね。
この建物はZur weißen Rose(白いバラ)と呼ばれ、17世紀前半のものです。
オーストリアの建築家Franz Wipplingerにより、19世紀初頭に新しく改築されました。
この場所はオーストリア仏教宗教協会が入っているFleischmarkt16番地です。
このような素敵な中庭空間でちょっとくつろいでみたいですね。