シェーンブルン宮殿はヨーロッパで重要なバロック建築であち、オーストリアの世界遺産のひとつにもなっています。
通常の団体ツアーでは必ずと言っていい程シェーンブルン宮殿を見学します。
そのため私もシェーンブルン宮殿には毎日、いや1日午前、午後と2回来ることも頻繁にあります。
最近のパッケージツアーは本当に観光内容が詰まっていることが多く、ガイドがホテルまで行って、そこから始まると時間が無駄になるので、(本当はホテルから始まった方が観光のクオリティーが高くなりますが、多くの場所を訪れるため、それだと時間内に収まりません)シェーンブルン宮殿からスタートするのが当たり前となっています。
さて、6月11日の朝、いつものようにシェーンブルン宮殿に行ったら、正門前で盛り上がっている団体さんを見ました。
皆さん統一したユニフォームを着ていたので、すぐに遠くからでも察しがつきました。
ユニフォームを着た皆さんが、それぞれに整備された自転車を持っていたので、レースでも始まるのではないかとも思いましたが、事前にそんな情報は入っていませんでした。
よく見るとユニフォームには"Edelweiss Epic"と書かれ、腕の所にはオーストリア、ドイツ、スイスの国旗がありました。
皆さんが和気あいあいで、私のグループがまだ到着していなかったので、すぐに話しかけてみました。
Edelweis Epicとはオランダの
Bike-Dreamsが年間でいくつかの自転車ツーリング運営するコースのひとつで、ウィーンからスタートし、ザルツブルク、グロースグロックナー、インスブルック、ノイシュヴァンシュタイン、サン・モリッツ、インターラーケン、ジュネーブまでの2.300kmの自転車ツーリングで、この日6月11日~7月7日までです。
シェーンブルン宮殿~ジュネーブまでの最短ルートですとGoogleマップによれば1.014km、車だと10時間半、自転車だと58時間です。
アルプス山脈をその倍以上の距離を走るもので、高低差もかなりのものになります。
参加費用は4.095ユーロとなっていました。
この界隈ではなく、世界から参加されている方が多く、ドイツ語が全く通じない人もいました。
この日、シェーンブルン宮殿の正門で皆さんが記念写真を撮っています。
この直後にスタートしました。
まだ現在でも皆さん走っていますね。
どの辺にいるのでしょうか?
このような光景を見ると、ヨーロッパには自転車文化が深く根付いていることを実感しますね。