開放的な国民庭園(Volksgarten)

ウィーンは6月4日に今年になって初めて日中30℃を超え、6月10日からは毎日30℃以上、6月15日は35℃となりました。

本当に暑いが続きましたが、その後少し落ち着き、昨日の夜はかなりの雨が降り、今日は天気がよくありませんが、現時点で20℃涼しいです。

しかし・・・

明後日からはまた日中30℃を超える暑さが続くようです。

梅雨がないからっとした気候でも日差しが日本よりも強いですから、日本のような不快な暑さではありません。

無理しないゆとりある観光を楽しんで下さい。

 

さて、先日開放的な王宮庭園を話題にした所、多くの方からアクセスを頂きましたので、今日は開放的な国民庭園(Volksgarten)をお届けします。

 

 

Volksgartenはリンク道路沿いにある美しい庭園で、近くには国会議事堂やブルク劇場、市庁舎などの荘厳な建造物が立っています。

ここに一歩足を踏み入れるだけで、リンク道路界隈とは全く違う空気になります。

緑豊かで、バラが多く植えられ、奥には自然史博物館や市庁舎などが顔を覗かせている美しい庭園です。

この庭園はかつての城壁があった場所に1821年~1823年に作られました。

この界隈のかつての城壁は1809年にフランス軍によって破壊されました。

当初のプランではハプスブルグ家専用の庭園を意図していましたが、宮廷側からの提案によって、一般市民が入れる庭園となりました。

1823年3月1日にオープニングセレモニーがあり、実際には1825年からは現在のように"Volkasgarten"と呼ばれるようになりました。

最近日本からの団体ツアーではこのVolksgartenを歩くことが非常に多くなりました。

 

このVolksgartenには3.000本以上のバラが植えられていて、多くの種類があります。

天気がいい時には地元の多くの方がここでくつろいでいます。

バラが多いことからバラ園はどこですか?という質問を受けることがあります。

どこかのガイドブックではそのような紹介をしているのでしょうか。

この庭園にはテセウス神殿や、エリザベート皇后の記念像もあります。

ここはリンク道路沿いに面していて、周りには荘厳な建造物が立っているのですが、独自の空気が流れていてのんびりしていながらも優雅な空気を感じます。

 

 

ウィーンは森の都と形容されている通り、緑豊かな街です。

このような所にちょっとでも足を踏み入れてみましょう。

中心部にありながらもウィーンの自然を少しでも感じることができます。

 

 

 

 

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