ウィーンフィル シェーンブルン宮殿のSOMMERNACHTSKONZERT 2019年・・・覚え書き

昨日の6月20日は毎年恒例であるシェーンブルン宮殿庭園で開かれるウィーンフィルのオープンエアコンサートでした。

"SOMMERNACHTSKONZERT 2019"でした。

指揮は2018年のウィーンフィルニューイヤーコンサートを振ったベネズエラのGustavo Dudamel(グスターヴォ・ドゥダメル)、ピアノのソリストとして中国のYuja Wang(ユジャ・ワン)でした。

無料で聞けることもあり、毎年シェーンブルン宮殿の庭園には地元の方が多く訪れ、また、たまたま来ていた観光客も多く訪れます。

今年は復活祭が4月21日と遅かったこともあり、6月の中旬になってからシェーンブルン宮殿の庭園にはステージの準備が始まったのを毎日見ていました。

 

夜出かける体力はなく、(笑)昨日はこのLIVE中継を家で見ていました。

ユジャ・ワンはガーシュインのラプソディー・イン・ブルーをウィーンフィルと共演しました。

シェーンブルン宮殿で聞いている人は、増幅された音を聞くことになりますが、テレビ中継だと違いますね。

良かったですね~!

彼女は北京で生まれていますが、6歳でピアノを始めたようで、14歳からはカナダへ、アメリカのフィラデルフィアカーティス音楽院を卒業し、現在はアメリカに在住しているようです。

2008年のボストン交響楽団とアルゲリッチの公演で、代役を務めた20歳の時に世界的に有名になりました。

超技巧を得意としているピアニストです、まさにアルゲリッチの現役時代を思い起こさせるような正確な、そして体格からは想像できないダイナミックなタッチ、なおかつ叙情的表現も優れています。

映像で見ている限り、決して大きくはない手ですが、正確に鍵盤を捉え、全身で音楽を表現するようなピアニストですね。

アジアの女性ということもあり、またミニスカートでステージに出ることもあるので、ヨーロッパでは人気があるピアニストです。

彼女は演奏後にアンコールとしてショパンのワルツ第7番cis-mollを披露してくれました。

ちなみにユジャ・ワンとドゥダメルは2013年にラフマニノフピアノ協奏曲第3番とプロコフィエフピアノ協奏曲第2番のCD録音をしています。

 

レナード・バーンスタインのキャンディードの序曲から始まり、ヨハン・シュトラウス2世のJubilee Waltz, o.op.、Rhapsody in Blue、Casablanca-Suite(Max Steiner)、Stars and Stripes Forever(John Philipp Sousa)、

Adagio for Strings(Samuel Barber)、Sternenbanner-Marsch, op. 460(Carl Michael Ziehrer)、

ドヴォルザークの交響曲第9番「新世界」の4楽章・・・といったプログラムでした。

 

毎年1回恒例のこのSOMMERNACHTSKONZERTというタイトルは2008年からですが、シェーンブルン宮殿の庭園では2004年より始まっています。

シェーンブルン宮殿の庭園で開かれる・・・というのがいいですね。

シェーンブルン宮殿もウィーンのシンボルにひとつです。

 

さて、私は今日もシェーンブルン宮殿に行きますが、予約時間が10:00頃です。

ステージの解体作業を見ることになるでしょう。

 

 

 

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