ウィーンは連日30℃を超える日が続いていましたが、日曜日からちょっと気温が下がりました。
6月ですが真夏です。
今年の5月が過去28年間では最も寒かったというのがまるで嘘のようです。
皆さん、詰め込み観光はせず、ゆとりを持って楽しんで下さい。
さて、前回はウィーンの3大街路樹のひとつであるセイヨウボダイジュを取り上げましたが、今日は日本の名前がついている花をお届けします。
こちらはJapanischer Blumen-Hartriegel、
学名ではCornus kousa,
日本語ではヤマボウシ(山法師)です。
ミズキ科、ミズキ属の落葉高木です。
数年前にBlumenhartriegel・・・アメリカヤマボウシ/ハナミズキを取り上げたことがありましたが、こちらもミズキ科、ミズキ属ですが原産は北アメリカです。
しかし今日の花には"Japanischer"・・・日本のという名前がドイツ語に見られますね。
実際花だけ見ているとこの2つはとてもよく似ています。
ミズキ属は日本では5種が自生しているそうですが、こちらは本州から九州に分布しているようです。
開花時期は6月~7月、高さは5m~10mぐらいで、枝先に花びらのように見える白ないし白緑色の苞(ほう)を4枚つけ、その中央にとても小さな緑色の花があります。
葉は楕円形、卵円形で、4cm~15㎝ぐらいでしょうか。
9月頃に果実が赤く熟して食べられます。
原産は名前の通り、日本(韓国)です。
まとまってたくさんの花を咲かせるので、遠くからでも存在感があり、堂々としています。
写真は2019年6月8日 11:15頃 Botanischer Gartenで撮影したものです。