昨日はウィーン国立オペラ座の前で国立オペラ座150周年記念のオープンエアーコンサートが行われました。
リンク道路も封鎖され、観光に大きな影響が出ましたね。
昨日の午前中は青空が広がるいい天気でしたが、午後から雲が広がりウィーンのかなりの地域でシャワーのような雨がふりました。
今年5月のウィーンの天気は本当に不安定です。
雨、曇りの日が多く、気温も日中10℃に満たない日もありました。
昨日北海道では39℃に達した所もあるにもかかわらずです。
さて、今日は知られざる美しい中庭風景シリーズです。
前回の知られざる美しい中庭風景67ではホイリゲとレストランの中庭を話題にしましたが、今日はウィーン旧市街からです。
こちらはウィーンによくあるパヴラッチェン構造が見られる中庭です。
日本で言う2階は普通のパヴラッチェンですが、3階から上は室内になっています。
建物が最近修復されたように綺麗な色になっています。
白と茶色の2色が印象的です。
ここはWollzeile13番地で、現在はResidence Wollzeileというデラックスなアパートメントホテルになっています。
ここのサイトによれば1泊450ユーロからと表示されていました。
これだけ見ていると一般の住居に見えますが、予約をすれば誰でも宿泊できます。
ちょっと2階に上がってみました。
バルコニーをまるまる一周できるようにはなっていませんでした。
アパートメントですから、それぞれの部屋で仕切られているわけですね。
この場所は1449年からの建物の記録が確認されていて、現在の5階建て構造になったのは1712年で、670m²、バロック様式です。
1944年~1945年までナチスの強制労働者の収容所的な役割があったそうです。
外からは全くわからないこのような中庭風景はウィーンのまた違った空気を感じさせてくれます。その空気も"ウィーン"です。