知られざる美しい中庭風景 68

昨日はウィーン国立オペラ座の前で国立オペラ座150周年記念のオープンエアーコンサートが行われました。

リンク道路も封鎖され、観光に大きな影響が出ましたね。

昨日の午前中は青空が広がるいい天気でしたが、午後から雲が広がりウィーンのかなりの地域でシャワーのような雨がふりました。

今年5月のウィーンの天気は本当に不安定です。

雨、曇りの日が多く、気温も日中10℃に満たない日もありました。

昨日北海道では39℃に達した所もあるにもかかわらずです。

 

さて、今日は知られざる美しい中庭風景シリーズです。

前回の知られざる美しい中庭風景67ではホイリゲとレストランの中庭を話題にしましたが、今日はウィーン旧市街からです。

 


 

こちらはウィーンによくあるパヴラッチェン構造が見られる中庭です。

日本で言う2階は普通のパヴラッチェンですが、3階から上は室内になっています。

建物が最近修復されたように綺麗な色になっています。

白と茶色の2色が印象的です。

ここはWollzeile13番地で、現在はResidence Wollzeileというデラックスなアパートメントホテルになっています。

ここのサイトによれば1泊450ユーロからと表示されていました。

これだけ見ていると一般の住居に見えますが、予約をすれば誰でも宿泊できます。

 

ちょっと2階に上がってみました。

バルコニーをまるまる一周できるようにはなっていませんでした。

アパートメントですから、それぞれの部屋で仕切られているわけですね。

 

この場所は1449年からの建物の記録が確認されていて、現在の5階建て構造になったのは1712年で、670m²、バロック様式です。

1944年~1945年までナチスの強制労働者の収容所的な役割があったそうです。

 

外からは全くわからないこのような中庭風景はウィーンのまた違った空気を感じさせてくれます。その空気も"ウィーン"です。

 

 

 

 

 

 

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