先日はウィーンの美しき青きドナウ河を話題にしました。
ドナウ河は全長約2.860kmあり、ドイツを水源として、オーストリア、スロヴァキア、ハンガリー、クロアチア、セルビア、ルーマニア、ブルガリア、モルドバ、ウクライナと10ヵ国を通り、最後は黒海まで流れています。
その中でオーストリアのドナウは約350kmです。
ウィーンのドナウ河は河川工事のおかげでかなりスケールが大きく街を流れています。
ウィーンのドナウ河は大きく分けて4つあり、本流、新ドナウ、旧ドナウ、運河です。
ドナウ河は昔から雨が多く降ったり、雪解け水が入ってくるとすぐに溢れて水害となりました。
ウィーンが経済的にも発展していく上で、ドナウ河の河川工事は必要不可欠だったわけです。
ドナウ河はウィーンだけではなく、もちろんオーストリアの色々な所で見られますが、そのドナウ河の最も美しいと言われているヴァッハウ渓谷は船下りの名所です。
そのヴァッハウ渓谷からほんの少し外れたクレムスのある一角から見たドナウ河をちょっと取り上げます。
クレムスはバーべンベルク時代に栄えた古い歴史ある街で、ぶらぶら歩きすることを是非お勧めします。
ヴァッハウ渓谷の船下りの終点がクレムスですが、船着き場から旧市街までは1.2km程あり、徒歩では15分ぐらいかかってシンボルであるSteinertorに着きます。
ドナウ河までは結構離れているのでドナウ河沿いを歩こうと思ったら船着き場界隈が一番手っ取り早いでしょうか。
右の写真は船着き場から1.2km程ウィーン方面に行った
Am Schutzdammから見たドナウ河です。
この場所にはFritz-Landertinger-Promnadeという地元で知られたプロムナードがあり、ドナウ河に沿って散策したり自転車で走ることができます。
ウィーンと同じように川幅が広く300mぐらいあります。
水も綺麗です。
右上の写真はそこからちょっと降りた所で、ドナウ河からの水が溜まってできた池です。
この日は車でクレムスまでドライブに来て、この場所でおにぎりを食べました。
いつもと違う場所から見るドナウ河もおもしろいです。
ドナウ河については何回か話題にしていますので御興味ある方は
秋のドナウ河、春のドナウ河、ウィーンのドナウ河にある閘門 1,
ウィーンのドナウ河にある閘門 2、ウィーンのドナウ河にある閘門 3、
ヨハン・シュトラウスの"美しき青きドナウ"、ドナウ運河が始まる場所にあるNussdorfer Wehr und Schleuseanlage、ドナウ河の距離表示、ウィーン川がドナウ運河に流れ込む場所、春の美しき青きドナウ河なども参照して下さい。