ウィーンは先週の木曜日の午後からまた青空が戻ってきました。
それまでは1週間以上曇りや雨で、日中の気温も10℃に達しない日もあり、過去28年間で最も寒いこの時期となりました。
青空が出てるとは言え、雲もそれなりに多くなることもあり、快晴とは言えません。
しかし、また天気が崩れて今は雨が降っています・・・。
ウィーンは日中の気温が25℃前後で青空が広がり、豊かな緑の街中を適度の風が吹き抜けるのがウィーンらしいです。
さて、前回はコルクウィッチアを話題ににしましたが、今日の花もウィーンの至る所に見られます。
これはドイツ語で
Gewöhnliche Robinie
(ゲヴェーンリヒェ・ロビーニエ)、
学名でRobinia pseudoacacia、
日本語ではニセアカシアです。
ハリエンジュとも呼ばれているでしょうか。
マメ科のハリエンジュ属で、落葉高木です。
原産は北アメリカ東部で、日本には明治5年に渡来しました。
ヨーロッパを始め、色々な所に移植されて野生化しているものも多く見られます。
右のニセアカシアは2019年5月14日14:20頃、Botanischer Gartenで撮影しました。
花全体の大きさは15cm~20cmぐらいでしょうか。
ひとつの花は2cmぐらいでいい香りを放ちます。
葉は3cmぐらいの大きさで、楕円形をしていて、鳥の羽のように左右にいくつも並んでいるので、花が咲いてなくてもそれとわかります。
花が咲いた後に、5つぶほどの豆が入った5cm~15cmぐらいの長さの鞘(さや)がぶらさがります。
ニセアカシアはウィーンを始め、オーストリアの色々な所で見ることができ、街路樹として植えられていたり、山地で野生化しているものもたくさんあります。
こちらも2019年5月18日6:50頃、カールス教会界隈での撮影です。