ウィーンによく見られるこの時期の花 255(アカバナサンザシ)

昨日は青空が広がるいい天気でしたが、今日は朝から強い雨が降っているウィーンです。

毎年この時期天気が崩れて気温が下がる日がありますね。

 

さて、昨日はシェーンブルン宮殿のフジのアーチを紹介しましたが、今日もシェーンブルン宮殿に咲くこの時期の印象的な花をお届けします。

 

ドイツ語では、Rotdorn(ロートドルン)、

学名でCrataegus laevigata ‚Paul’s Scarlet‘ + Punicea + Punicea Flore Pleno、

日本語ではセイヨウサンザシとかアカバナサンザシと呼んでいいと思います。

バラ科のサンザシ属です。

 

ヨーロッパから北アフリカにかけての標高1000mぐらいまでの所に見られ、ローム土壌(粘土質の高い土壌)を好みます。

 

セイヨウサンザシはかなり深く根づき、低木もあれば、10mぐらいまでの高い木もあります。

自然の中で多く見られるのはたいていWeißdorn (Crataegus laevigata) 、ドイツ語でヴァイスドルン・・・白い花のサンザシです。

 

 

開花時期は通常5~6月で、一重咲き、八重咲きで、濃いピンク色ですが、桃色、紅色もあります。

小さいピンク色の花がまとまっていくつも咲いていて、そのかたまりがたくさんあります。

拡大した写真を見るとそのかたまりはアジサイのような雰囲気ですが、アジサイよりも遥かに小さく、それぞれの花が細かいです。

アカバナサンザシの多くはこちらでは観賞用として人気があり、散歩をしていると庭や公園に多く植えられているのがわかります。

 

シェーンブルン宮殿の黄色、空の青、そしてこのアカバナサンザシの濃いピンクの3色はとてもよく調和していてこの時期にしか見ることができないものです。

 

写真は2枚共2019年5月2日09:15頃に撮影したものです・・・つまり昨日ですね。

 

 


 

こちらはうちの庭に咲いているアカバナサンザシです。

うちのアカバナサンザシは年々、花が多くなっていて、背丈もかなり高くなっていて、2階の窓の真ん中ぐらいまで生育しています。

こちらも昨日2019年5月3日15:45頃撮影しました。

 

 

 

 

 

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