仕事で1週間ぐらいイタリアに行ってました。
シチリア島をカターニアからエトナ山を経由してパレルモ、モンレアーレを訪れ、フェリーでナポリまで、そこから、ポンペイ、アマルフィ海岸を一周し、ナポリから昨日ウィーンに戻って来ました。
久しぶりに食べたナポリのピザは本当に美味しかったですね。
さて、今日はシェーンブルン宮殿のフジのアーチをお届けします。
フジはドイツ語でBlauregen(ブラウレーゲン)とか、Glyzinie(グリツィーニエ)、
学名ではWisteria sinensisもしくはWisteria floribundaで、マメ科のフジ属、つる性の落葉樹です。
原産は東アジア(中国)ですが、 Wisteria floribundaは日本固有のものだそうです。
開花時期は4月終わり~5月で、ぶどうのようにぶら下がっていて、紫や明るい紫、ちょっと青っぽい紫色です。
長さは20cm~80cmぐらいで、高さは10mを超えるものもあります。
ここは早い時間に来ないと誰もいないこのフジのアーチの写真を撮るのは困難です。
この場所はシェーンブルン宮殿を正面から見て、右側に位置する所で、庭園に行く時の通り道になっています。
そのため庭園に向かう人、庭園から帰って来る人が途切れることなくここで写真を撮っています。
こちらは2019年4月22日 9:20頃に撮影しました。
フジ属はとても強く、木のようになっていきます。
また1年に2回咲きます。最初はこの時期、2回目は7~8月です。
観賞用としてこちらではとても人気があり、垣根や壁、このシェーンブルン宮殿のようにアーチ状などにしているのをよく見かけます。
おもしろいことに右巻きで伸びるものと左巻きで伸びるものとがあります。
Wisteria sinensisは左巻き、Wisteria floribundaは右巻きです。
右巻きのWisteris floribunda は Japanische Blauregenと呼ばれています。