復活祭が終わって春の訪れを実感しますが、日中の気温が25℃を超える日が多くなり、太陽の下にいると夏を感じます。
こちらは春と夏の間が中途半端であることが多く、夏のような陽気になることもあれば、10℃近くまで下がることもあります。
今年も乾燥していて、現時点では雨が非常に少ないです。
毎年の暖冬も影響し、木々などが傷んで切り倒される状況が多く見られます。
4月23日にちょっと気温が下がり、久しぶりに雨が降りましたが、少ない雨量でしたね。
さて、いわゆるサクラはもう咲き終わっていますが、今日はこちらでよく見られるサクラ系の花をお届けします。
こちらはドイツ語で
Gewöhnliche Traubenkirsche
(ゲヴェーンリヒェ トラウベンキルシェ)、
学名ではPrunus padus L.,
日本語ではエゾノウワミズザクラです。
漢字で書くと"蝦夷の上溝桜" です。
落葉性の低木でバラ科のサクラ属で、ヨーロッパ北部やアジア北部に自生するサクラの一種です。
日本では北海道や青森県に見られるようですが、青森県で見つかったのは最近だそうです。
この写真だと日差しが強いこともあって、ちょっと分かりにくいと思いますが、全体的に細長く白い花がたくさん咲いています。
サクラ属は必ず"Prunus"です。
遠くから見るとサクラのように見えるベニバスモモもPrunus cerasiferaですね。
開花時期は4月~5月で、枝先にブラシのように20~40のたくさんの白い花をつけます。
花弁は5枚で、2cmぐらいの大きさでしょうか。
花の真ん中は緑色をしています。
高さは10m~15mぐらいです。
葉は卵のような形をしていて、互い違いに生えます。長さは5cm~9cmぐらいで、幅は3cm~7cmぐらいでしょうか。エゾノウワミズザクラは平地や山地に見られますが、こちらでは公園や街路樹などにも多く植えられていて、うちのすぐ目の前の通りにも数本植えられています。