昨日の4月24日は毎年恒例のKirschenhain (桜の森)祭りが行われました。
この桜の森祭りは今年で18年目を迎え、過去5回雨や悪天候で中止になっていて、今年は13回目ということになります。
前回は2016年だったので2年連続中止となったわけですね。
このイヴェントはウィーン市21区、ウィーン市森林局、日本大使館の主催によるもので、ウィーンのドナウインゼルという人口の島の一角で毎年この時期に行われます。
写真は新ドナウの橋の上からのもので左岸の緑地帯にイベント会場があり、"Kirschenhain"と呼ばれ、ウィーン市森林局と芸術家グループ
to the woodsによって2002年に造られました。
日本から1996年に寄贈された1000本の桜の最後の150本が植えられています。
ここでの最初の桜のまつりが2002年4月30日でした。
奥にはウィーンの森の北側であるカーレンベルクとレオポルズベルクが見えています。
この場所はドナウインゼルのサイクリングコースもあることから地元ではかなり知られていますが、非常に行きづらい所にあるのが残念です。
橋を渡りドナウインゼルを右手方向の上流方面に歩いていくと、たくさんの桜が植えられています。
イヴェントは13:00~17:00の4時間という短い時間ですが、昨日は午前中は曇っていたものの、午後からは好天に恵まれ、半袖でちょうどいいぐらい暖かくなりました。
うちの子供も毎年このイヴェントに出演させてもらっているので、それも含めて楽しみにしています。
今年2019年はオーストリアと日本の国交150周年にあたり、例年よりも大きな規模で運営されました。天気が良かったこともありたくさんの地元の人達で賑わっていました。
会場には日本文化を紹介する様々なコーナーが設けられ、実際にその場所で体験することができるようになっています。例えば書道、凧作り、茶道、将棋、囲碁、金魚すくい、けん玉などです。
毎年大好評である餅を炭火で焼くコーナーで、うちの子供もお世話になっている日本語を話す子供の会・ウィーン補習授業校のお母さん達中心においしい餅が提供されています。
今年も醤油味とあんこ・・・美味しかったです!
弓道や合気道、琴や日本の歌なども見られ、盛沢山の内容で文字通りCool Japanです。
肝心の桜はと言うと・・・
残念ながらもう咲き終わってました。桜は野生や園芸品種を合わせて世界には400種類以上あると言われ、ここに植えられている桜の種類はカンザン(セキヤマとも呼ばれる)です。
ドナウ河とウィーンの森の北側が眺められるのんびりしたこの場所はちょっと穴場で、普段も自転車に乗っている人や散策する地元の人が多くいます。