シェーンブルン宮殿と並んで重要なバロック建築のひとつがベルヴェデーレ宮殿です。
ここは2012年クリムト生誕150周年記念の年から入場者がどんどん増え続け、それまで庭園での写真ストップが主流だったものが、オーストリアギャラリーに入場観光することが当たり前のようになってきました。
また、去年2018年はクリムトの没後100年でしたし・・・。
その去年の8月からベルヴェデーレ宮殿はクリムトコーナーの入場制限を導入し、普通の週末でも混んでいる状況となっています。
私もシェーンブルン宮殿と同じぐらいここを訪れることが多くなりました。
今日は青空のベルヴェデーレ宮殿とそこからのウィーン旧市街の眺めをお届します。
ベルヴェデーレ宮殿は歴史に名高い1683年オスマントルコのウィーン包囲の際、プリンツ・オイゲンが大活躍をし、ウィーンを危機から救い、地位と名声を手に入れ建築させました。
シェーンブルン宮殿の建築家フィッシャー・フォン・エアラッハに対し、もう一人のバロック巨匠建築家ルーカス・フォン・ヒルデブラントにより手がけられ、シェーンブルン宮殿より約25年遅い、1723年に完成しています。
バロック建築ということをテーマにすれば、シェーンブルン宮殿よりも豊かなバロック建築で、こちらの方が美しいです。
写真は今年の3月半ば頃で、花がもう植えられていますね。
すみません・・・もう4月半ばですから時間が経ちすぎましたね。(笑)
ここは何と言ってもウィーンの中心に向かっての眺めがとても印象的です。宮殿に入らなくてもこの場所はちょっと高くなっているので美しい眺めを楽しむことはもちろんできますが、宮殿の上階からこの眺めを見た方がずっと印象的で、下で見るより視界が広がります。