ウィーンのワンシーンとしてカフェは欠かせない存在です。
100年以上も続く伝統あるカフェハウスが多くあり、ウィーンのカフェハウス文化は無形文化遺産にも登録されています。
私も個人的にも、仕事でもよくカフェに行きます。
個人的に一番好きなカフェハウスはSperl(シュペルル)です。
中心から気持ち外れているのでちょっと行きづらいのですが、Café Centralのように観光客が並ぶカフェではなく、地元のカラーが漂うカフェハウスです。
Sperlには個人的にも、団体ツアーでは無理ですが、個人のお客様と観光中に立ち寄ることも多く、店員さんとも顔見知りです。
ここはカフェはもちろんですが、軽食もあり、また手作りですから味もいい意味で個性があってウィーンらしい食事も楽しめます。
私もよくここで食事をしますね。
今日はここのリゾットを紹介しましょう。
こちらは"Sperl" Risottoです。
Risottoはもちろんウィーン料理ではありませんが、アドリア海のヴェネツィアなどは19世紀後半までオーストリアでしたし、ドロミテがある南チロルも帝国が解体するまでオーストリアでしたから、現在のイタリア料理だってオーストリアでは人気があります。
このRisottoにはオーストリアではEierschwammerl(アイアーシュヴァンメㇽル・・・Echte Pfifferling)と呼ばれているポピュラーなキノコが入っていて、パルメザンが振りかけられています。
Eierschwammerlはこちらでは色々な料理に使われ、日本語ではアンズタケと言われているようです。
写真には見られませんが、これにサラダがつき、7.70ユーロです。
Sperlのメニューには"Spezialitäten"・・・名物料理の項目に掲載されています。
決してくどくなく、程よい味で美味しいです。
Café SperlのEiernockerl(アイヤーノッケルル)も御覧下さい。