2012年はクリムト生誕150周年記念の年で、それをきっかけに団体ツアーの多くはベルヴェデーレ宮殿に入場観光することが非常に多くなりました。
それまではベルヴェデーレ宮殿は写真ストップがほとんどでした。
ただでさえシェーンブルン宮殿の内部観光があるので、こちらも入場となると半日ではかなり忙しくなります。
ベルヴェデーレ宮殿はオーストリアギャラリーという美術館になっていて、19,20世紀の作品を中心に中世、バロック、現代と幅広く展示されています。
年々このオーストリアギャラリーの訪問者が増加していて、2018年の8月からはクリムトコーナーへの入場制限も導入されました。
大晦日のここのあり得ない大混雑は私の中では記憶に強く残っています。
さて、先日シェーンブルン宮殿のもう始まった大混雑をお届けしましたが、このベルヴェデーレ宮殿も混雑しますね。
こちらは3月23日午前11:15頃のベルヴェデーレ宮殿上宮の大理石の間です。
ここでクリムトコーナーの入るための必要に応じて入場制限を行っているのですが、この時は土曜日・・・つまり週末で多くの方がここを訪れました。
奥に入口が見られますが、右側と左側と2列あり、右が国家ガイドと見学する場合で、左が個人で見学する列です。
係が入口に立っていて、どのくらいの人がこの空間から出たかによって並んでいる人を入場させます。
つまり、ここは一方通行になっているわけですね。
国家ガイドと見学する列の方が、融通を利かせてくれて待ち時間は少ないですが、それでもこの時は15分ぐらいは待ったでしょうか。
ただでさえ忙しい観光が多い中で、15分と言えども物凄い無意味なロスタイムです。
こちらもほぼ同じ時間帯になりますが、ちょっとアングルを変えて上からこの大理石の間を眺めてみました。
並んでいるのは個人で見学される方々です。
週末はかなり混雑するので、この時期にこれだけの人が来るということはシーズンになるともっと混むことになるでしょう。
ここは9:00にオープンしますから週末にここに来る方は絶対に朝1番をお勧めします。
11:00~15:00の時間帯は避けた方がよろしいでしょう。