ここ数日は風がとても強く吹いています。
まだ春風ではないので、気温が10℃前後でも体感的には寒く感じるでしょうか。
街中のレストランやカフェにもテラスも出されて、シェーンブルン宮殿などの庭園にも花が植えられ始め、開放的な気分にさせてくれると同時に春の訪れを感じます。
前回はマツユキソウを話題にしましたが、今日もこの時期に多く見られる花をお届けします。
遠くから見ると桜のような色合いですが、こちらはドイツ語でDuftschneeball(ドゥフトシュネーバル)とかWinterschneeball(ヴィンターシュネーバル)と呼ばれています。
学名ではViburnum ×bodnantenseですが、この写真のものはViburnum farreri かもしれません。
Viburnum ×bodnantenseは、Viburnum farreriとViburnum grandiflorumを掛け合わせた品種です。
日本ではニオイガマズミと呼ばれているでしょうか。
スイカズラ科ガマズミ属で、落葉低木です。
原産はヨーロッパで、高さ2.5~4mぐらいになり、幹から1mぐらいの長さでたくさんに枝分かれをしています。
開花時期は3月~4月で、ドイツ語の名前の通り雪のボールのようなかたまりにたくさんの花が咲いています。
つぼみは濃いピンクで、花が咲くにつれて白や種類によっては薄いピンクになり、とてもいい香りがします。
近くで匂いを嗅いでみて下さい。
Zierpflanze(観賞用植物)として、公園や特に庭に好んで植えられています。
写真は2019年3月5日 6:50頃に家の近所で撮影したものです。