予報では3月6日まで日中の気温が15℃前後となり、春の気配を感じます。
厚手の上着だと博物館や地下鉄の中だと汗ばみますね。
もっとも私は冬でも半袖を着ることがほとんどで、(どうでもいいことですが、いつも薄着のガイドさんということで結構業界では知られているようです・・・笑)上着が暖かいので半袖の方がちょうどいいんですね。
また、歩きながら話すことがほとんどですから、皆さんに伝えようと思う身持ちが強いせいか、話していると体が温まってきます。
さて、今日は私の仕事場のひとつであるシェーンブルン宮殿のライトアップをお届けします。
ウィーンに初めて来て、シェーンブルン宮殿に行かない方はあまりいらっしゃらないでしょう。
団体ツアーでも必ずと言っていい程シェーンブルン宮殿は観光箇所に含まれています。
シェーンブルン宮殿は朝8:00より夕方17:00か17:30、7月、8月は18:30までです。
一般見学ができる時間帯でシェーンブルン宮殿のライトアップが見られるのは、11月終りから12月、クリスマス市の時ぐらいです。
でもクリスマス市は屋台も明るくなるので、暗闇の中でシェーンブルン宮殿が浮かび上がって見えるわけではありません。
暗くなってからは門が閉められるので、住人や関係者しか入れないことになります。
そのため宮殿のライトアップを見ようと思えば、門の外からしか見られないわけで、かなりの制限があります。
こちらは今年1月9日の19:00ぐらいのシェーンブルン宮殿です。
この時間になぜここに入れたかというと、この日はシェーンブルン宮殿の避難訓練があったんですね。
1月9日でもまだクリスマスツリーが立っています
クリスマス市から引き続き開かれたニューイヤー市の屋台がもう1月6日で終わっていてもまだ解体されずに出されています。
地面が濡れていますが、雨が降っているわけではありません。
暗闇から浮かび上がる堂々としたバロック建築のライトアップは幻想的で、昼間とは違いますね。
もうワンシーンをお届します。
こちらは噴水から宮殿を眺めています。
よく見ると水が少しですが凍りかけているのがわかります。
宮殿のライトアップだけでなく、噴水もライトアップされていますね。
街灯も灯されています。
避難訓練は毎年の義務ですが、本来の時間帯ではないことがちょっと新鮮です。
得した気分です。