オーストリア国家公認ガイドとして年間を通して仕事をしていると、ウィーンの街の様々な姿に出会えます。
重要な観光スポットはある程度決まってますから、シェーンブルン宮殿などは毎日どころか、1日2回行くことも頻繁にあります。
観光ポイントではなくても、ウィーンには星の数ほどホテルやペンションなどがありますから、ホテルからお客様と観光を始めることも多くあります。
そういう意味ではウィーンの色々な場所に行くことになります。
週末はウィーン中心部でも車を駐車できるので、(月~金はショートパーキングエリアがほとんどですから最長で2時間までしか路駐できません)週末の仕事の時はたいてい中心まで車で行きます。
午前中の観光の始まりは7:30~9:30がほとんどですので、それに合わせて動きますから、かなり早い時間帯でも街中を歩くことも多くあります。
私の仕事はバリエーションに富んでいます。
さて、今日はある朝、太陽が出始めた空が印象的だったので、それをちょっとお届けします。
こちらは2月16日、日曜日の朝7:30頃です。
この日は車で中心に来て、国立オペラ座に近い所に駐車しました。
そこから地下鉄に乗ろうと思い、ちょっと歩くと朝の太陽がとても印象的に街を照らしていました。
朝焼けにはちょっと明るい色かと思いますが、空の色とのコントラストが素敵でした。
奥に見えている建物ははカールス教会ですが、シルエットのように映っていますね。
大通りですが、日曜日のこの時間の交通量は皆無です。
こちらは同じく日曜日の朝ですが、時間は朝8:00ぐらいです。
すぐにどこだかお分かりになると思いますが、シェーンブルン宮殿の正門です。
ここには鷲が1羽ずつそれぞれの柱の上に置かれていますね。
観光客の多くの方は、正門から正面に見えるシェーンブルン宮殿に気を取られて、この鷲を見落としてしまいます。
西の空から上り始めた太陽と美しいコントラストを形成しています。
ハプスブルグ帝国が今でも存在しているようです。