スキーとサッカーはオーストリアでは大変人気があるスポーツです。
サッカーは小さい頃から多くの子供達が練習しています。
スキーは国民的スポーツで、小さい頃からスキーを始める家庭は多いですね。
オーストリアにはヨーロッパアルプスが大きく横たわっています。
アルペンスキー発祥とも言われ、日本にスキーを最初に広げたのはこのオーストリアのレルヒ少佐であり、またアトミック、フィッシャー、ブリザード、ヘッドなどの有名なスキー製品もオーストリアの企業です。
ウィーンはかつての帝国の都・・・荘厳な建造物が多く建ち並ぶ優雅な街ですので、ウィーンにいる限りとてもアルプスが広がっている国とは思えませんが、ちょっと郊外に足を延ばせば、美しい雄大なアルプスに出会えます。
私も個人的にスキーは大好きですが、忙しくて残念ながらそんなに頻繁には行けません。
本格的に大きなスキー場はSalzburg、Tirol、Vorarlberg州にたくさんありますが、ウィーンからだと宿泊をしないときついですね。
昔、強行日帰りでチロルのスキー場に行ったことがありましたが・・・。(笑)
ウィーンからでも手軽に日帰りで行けるスキー場はいくつかあります。
今日はそのひとつをちょっと紹介します。
こちらはMönichkirchen am Wechselです。
国立オペラ座からだと車で約90㎞南へ行ったNiederösterreichの一角で、標高1669mのNiederwechselの斜面に広がるスキー場です。
4人乗り高速リフトが3基、Tバーリフトが1基と決して大きくないスキー場ですが、日帰りで楽しむには十分です。
興味ある方はゲレンデプランを御覧下さい。
ウィーンから近いスキー場として最もポピュラーなのはSemmering/Zauberbergやそのちょっと奥にあるStuhleckが有名で、距離的にもこのMönigkirchenとあまり変わりません。
スキーを普通に滑れる人はゲレンデとしてはゴンドラもあるStuhleckの方が大きくて面白いはずですが、家族連れではこのMönigkirchenが非常に評判がいいです。
スキー場の規模は小さくても、スキー学校があり、アットホームで皆親切です。
初めてスキー板を子供に履かせる親御さんはここをよく利用します。
うちも子供にここで初めてスキーを教えました。
とは言っても私は自己流で日本でスキーを覚えたので、子供にはちゃんとプロのスキー指導員にお願いして、基本を教えてもらいました。
この日も子供と行きましたが、幸いにして天気に恵まれ、青空が広がって絶好のスキー日和でした。
近くに前述したSemmeringなどがあるので、そちらの方が混雑するため、こちらはリフトの待ち時間もなく十分楽しめました。
こちらは"Wintersportschule Mönichkirchen am Wechsel"・・・スキー学校です。
スキー学校と言っても、お固いイメージではなく、田舎にあるシャレー風の建物で、スキー場までは徒歩3分の所にあります。
初めて板を履く人から経験者、あらゆる年齢に対応してオーストリア公認スキー指導員に、スキー、スノーボードを教わることができます。
写真はこのスキー学校のちょっとした中庭ゲレンデで、初めて板を履く人はここから始まりますが、慣れたらもちろん実際のゲレンデでのレッスンになります。
前述したSemmeringやStuhleckには何回も行きましたが、このMönichkirchen am Wechselは空いててアットホームな所がいいです。