昨日の2月14日はバレンタインデーでした。
私が小学校の頃からこの習慣はかなり広がっていましたが、女の子が男の子にチョコレートを贈る=好きな気持ちを告白する・・・というのが一般的だと思います。
こちらでもバレンタインデーの習慣はありますが、女性からではなく、男性から女性にというのが一般的です。
バレンタインデー・・・こちらではValentinstagと呼ばれ、聖人のヴァレンティヌスの日ということになります。
ヴァレンティヌスはドイツ語では"Valentin"、彼は3世紀頃のキリスト教の聖職者で、269年2月14日に亡くなったということになっています。
結婚を禁止されたローマ兵士達のために、キリスト教的結婚式を挙げたことによりローマ帝国から迫害されます。
よく知られた伝説のひとつで、彼が迫害され、捕らえられている間に彼が面倒を見ている盲目の娘の目を直したそうです。
彼の死刑の直前にその娘に別れの手紙を書き、„Dein Valentin“と署名したそうです。
ヴァレンティヌスを祝う習慣は14世紀に宮廷で大流行りとなり、頂点を迎えました。
18世紀にイギリスで愛し合う2人がお互いにそれを表現し、花とお菓子、クリスマスカードのようにカードを贈る習慣が生まれました。
私の子供の頃は女性がチョコレートを贈る習慣でしたが、こちらでは前述したように男性が女性に贈るのが一般的ですが、どのような物が好まれているのでしょうか?
右の統計は昨日の新聞ÖSERREICHに掲載されていたものです。
1位は圧倒的に花です。
花屋さんでは猛烈な勢いでバラを中心に買われていて、午前中にはもう赤いバラが売り切れた店がある程です。
4位の無形は色々な可能性があります。
例えば普段料理を作ってくれているから、今日は僕が作るから・・・とか、掃除を代わりにするからとかそのようなことです。
まぁ~ちょっとした気遣いでしょうね。
聖ヴァレンティヌスが男性であったことなどが理由で、こちらでは男性が女性に気持ちを伝えるわけですね。
1. 花 | 49% |
2. チョコレート | 22% |
3. レストランでの食事 | 16% |
4. 無形 | 13% |
5. 商品券 | 12% |
6. 劇場、映画 | 11% |
7. 香水 | 10% |
8. アルコール | 10% |
9. アクセサリー | 8% |
10.個人的な物 | 8% |
オーストリアではこのバレンタインデーにおける経済効果は120.000.000ユーロと言われています。
因みに1人当たり平均58ユーロの予算という統計です。