有難いことに全日観光の場合はガイドの食事も含まれているので、団体ツアーの皆様と全日観光する場合は、昼食も皆さんと一緒に食べることがほとんどです。
原則的にツアーの皆様と同じものを食べることになりますので、ウィーンナーシュニッツェルはどうしても多くなりますね。
ウィーンナーシュニッツェルも個人的にはよく食べますが、さすがに毎日は不健康です。
団体ツアーで利用するほとんどのレストランは皆顔見知りで融通を利かせてくれるので、たいてい自分の好きなものを注文させてくれます。
私はその時に気分で昼食を選びますが、多くの場合は魚やサラダといった軽めの料理を食べます。
そんな時によく注文するのがEiernockerl(アイヤーノッケルルもしくはアイヤーノッケル)です。
Eiernockerlは一般的に、
小麦粉、卵、塩、バター、牛乳を混ぜて生地を作って、その生地を一口サイズに切りながら、(こちらではそれ専用の道具があります)
すぐに熱湯に入れます。
生地が水面に浮いて来たら、取り出し、冷たい水で流し、ちょっと油を入れてくっつかないようにします。
フライパンにバターを入れ、生地を、卵、塩、胡椒、ナツメグ(好みで)を加えて炒めます。
最後にチャイブを降りかけます。
場所によっては、玉ねぎ、ベーコンが入っている場合もあり、
それぞれの家庭やレストランで味の違いがあります。
Eiernockerlを頼むと、たいていGrüner Salat (葉っぱだけのサラダ)がつきます。
また、店によってはベジタリアンのメニューにしている所も多いです。
小麦粉がベースになっていますが、牛乳、卵が多く入っているのでボリュームがあります。
写真はレストランMüllerbeislのEiernockerlです。
このレストランは大型バスも近くに停められて、旧市街の中にあり場所もいいので団体ツアーが頻繁に利用しますが、地元の人も意外と多く来ます。
Café SperlのEiernockerlやCafé DommeyerのEiernockerlも比較して見て下さい。
Eiernockerlは肉以外でボリュームある料理を食べたい方にお勧めなウィーンの地元料理です。