こちらは冬でも天気がいい時にはなるべく外に出よう・・・という意識が強いと思います。
街中の多くのカフェやレストランでも秋の終わりまではテラスが出されています。
外でお茶をしたり、食事をしたりできる空間はこちらでは重要です。
私の仕事はウィーンやオーストリアを様々な角度から御案内するわけですが、毎日皆様と歩いていますからそういう意味では有難いことに健康な仕事です。
美術館や博物館の中だって観光では結構歩きますよね。
それにもかかわらず余暇でも天気がいい時には家族と散歩や散策に出かけます。
先日クリスマスにマルヒフェルト運河を散歩というタイトルでここに掲載しましたが、今回はうちのお気に入りの散歩コースですが別の場所です。
ここは"Stadtwanderweg 5"のBisambergです。
Stadtwanderweg (シュタットヴァンダーヴェーク)はウィーン市が管理しているウィーン市内のハイキングコースで全部で9コース(11コース)あります。
Stadtwanderweg5はウィーン21区の有名なホイリゲ街であるStammersdorfの界隈から入ります。ぶどう畑が広がるのどかな風景に出会え、とてもウィーンの中にいるとは思えません。
写真は去年2018年12月27日の14:45頃です。
コースの詳細が記された案内板があり、もうそのすぐ後ろにはぶどう畑が広がっています。
天気が良かったこともあり、多くの人が歩いていました。
冬至は過ぎましたが、まだまだ日が短いので、15:30頃でもかなり夕日っぽく感じますね。
もっとも右の写真では分かりづらいのですが、斜面となっていて、上り坂になっています。
Bisambergは標高358mのちょとした山で、このStadtwanderweg5号線の代表名となっています。
このコースはNiederösterreichにある同じ名前のBisamberg、Langenzersdorf, Hagenbrunn、そしてウィーン21区にまたがっていて、全長10.3kmです。
ここは遥か昔はウィーンの森と繋がっていましたが、現在ではドナウ河が間を流れています。
ELISABETH-HÖHE (エリザベート・ヘーエ)もここにあります。
コースの途中でこのようなパノラマ風景に出会えます。
ウィーンの街が奥に見えていますね。
といってもこの写真ポイントもウィーンの街の中です。
ここからのウィーンの街の眺めは普通のガイドブックには掲載されていないと思います。
こちらは16:00頃の夕日です。
写真だと美しさは中々伝わりませんが、とても素敵な夕日でした。
ウィーンに数日間滞在される方は、ガイドブックに紹介されているウィーンの北の森以上にこちらをお勧めします。
こちらの方がずっとウィーンらしいですよ。