秋から冬の終わりにかけてウィーンの街中の特定の場所には焼き栗スタンドが登場します。
これが出始めるともう秋、そして冬がやってくるんだなぁ~と感じます。
気温が低いが多い今の時期は、これを食べるとちょっと暖かくなる気がします。
夏の暑い時はアイス、冬の寒い時には焼き栗でしょうか。
焼き栗スタンドの近くを通ると、つい食べたくなってしまいます。

焼き栗スタンドは、ドラム缶のような物が1つ、ないし2つ並んでいて、(ここでは3つも並んでいて非常に珍しいです)そこではたいてい以下の3種類のものを売っています。
Heiße Maroni (熱い焼き栗) (ハイセマローニ)
Bratkartoffeln(焼きポテト)(ブラートカルトッフェルン)
Kartoffelpuffer (ポテトパンケーキ) (カルトッフェルプッファー)
右の写真はケルントナー通りにある焼き栗スタンドで、徒歩観光の最中にお客様と立ち寄りました。
このスタンドは夏も飲み物などが売っていて、年中見られますが、焼き栗はこの時期だけです。
ケルントナー通りですから人通りが多く、需要もきっとあるのでしょうね。

ドラム缶の中を近くから見てみましょう。
一番奥に見えるのが焼き栗(heiße Maroni)で、剥き易いように切り込みが入っています。
中身の栗が若干焦げていて、加工していないそのままの栗の味です。
個数によって値段が決まっています。
真ん中の5つがポテトパンケーキ(Kartoffelpuffer)です。
これにはたいてい塩を振りかけてニンニクを塗りますが、ニンニクがいらない人はOhne Knoblauch(オーネ・クノープラウフ)と言って下さい。
一番手前が焼きジャガイモ(Bratkartoffeln)で、たいてい塩を振りかけてくれます。
通常は三角錐の袋に入れてくれます。
冬の時期にウィーンに来たら是非食べてみて下さい。